オバマ大統領がキム・カーダシアンを批判！

米国のオバマ大統領は、テレビのリアリティー番組のせいで富とセレブリティーに拘泥する世代が生まれたとして、キム・カーダシアンとその家族を批判する発言をしている。

WENNによれば、オバマ大統領は、Amazon.comのテネシー州にある商品保管所を訪問してインタビューを受けた際、キム・カーダシアンと恋人のカニエ・ウエストの名前を挙げ、セレブリティーがファンの前で自分たちの富をひけらかしているために、若者たちの目的意識が変わってしまったと主張した。

「アメリカン・ドリームはとても質素なことで構成されていた。安定した良い仕事や、良い教育。人々は、がんばって働けばそれらを手に入れられると信じた。『私は、1万平方フィートの大邸宅に住まなければ』などという人々はいなかった。だが、我々の文化は変化してしまった」

「我々の時代には、今の子供たちが触れているようなものはなかった。リッチな有名人の生活を覗ける窓は存在しなかったのだ。昔の子供たちは、キム・カーダシアンが何を着ているかとか、カニエ・ウエストがどこに休暇旅行に出かけているかというようなことを監視してはいなかった。現代の子供たちは、彼らのように生活することが成功することなんだと思っている」とオバマ大統領は話している。

キム・カーダシアンとその家族は、自分たちの生活にカメラを密着させた「Keeping Up with the Kardashians」や「Kourtney and Kim Take New York」などの大ヒット番組を生み出しており、カーダシアン一族の名はリアリティー・ショーの代名詞にもなっている。【UK在住/ブレイディみかこ】