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風俗嬢を演じた佐々木希「恋愛は一言では言い切れない」

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風俗嬢を演じた佐々木希「恋愛は一言では言い切れない」

29歳の童貞男が心優しい風俗嬢に一目惚れし、恋の喜びと苦悩を痛感する姿を描く恋愛映画『風俗行ったら人生変わったwww』(11月9日公開)。11月7日、本作の完成披露試写会が新宿ミラノ1で開催され、出演者の満島真之介、佐々木希、藤間宇宙、駒木根隆介、上原実矩、阿部進之介、監督の飯塚健が登壇。上映前に、来場者の前で舞台挨拶を行った。

インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿され、大反響を呼んだ純愛ストーリーを原作にした本作。“かわいすぎる風俗嬢”を演じた佐々木は、「最初は風俗嬢という役は想像できなかった。撮影中は充実した日々を送ることができましたし、この作品でいろいろと学ぶことが出来ました」と振り返った。また、トークの流れから恋愛に話がおよび、「いろんな感情を味わえることですね。うれしい、悲しい、むかつく。でもその全部が愛おしいというか。喜怒哀楽…そういうことです(笑)。一言じゃ言い切れないですね」と、自身の恋愛観も披露した。

何事もチャレンジする前にあきらめてしまう“自己完結型童貞”を演じた満島は本作で映画初主演。「日本という国に、新たなエッセンスを届けられればと思い、演じました。誰にでも共感できる悩みを描きたかった」と明かし、「この映画で僕は100パーセントの力を出し切りました。みなさんの心の中にある、いらない“雑草”みたいなものをこの劇場に置いて、家に帰っていただけるとありがたいです」と熱っぽく語った。

舞台挨拶の途中、ネット住人として重要な役割を担った“仲間”役の藤間、駒木根、上原、阿部が駆けつけると、満島が突然、過呼吸気味に。そして、“仲間”が見守るなか、満島は「俺の愛は、こんなもんじゃない!」と叫び、佐々木に愛を告白。これに佐々木は「ありがとう!」と笑顔で応じて会場のファンを楽しませた。

最後に、『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』(12)をはじめ、舞台やPVでも活躍する飯塚監督が「童貞と風俗嬢。記号化されやすいキャラクターを人間としてちゃんと描きたかった。本当に『2人を見てください』ということに尽きます。童貞男の表情がどんどん変わって、いい顔をいっぱい見せてくれるので、楽しんでいただけるとありがたいです」とコメントし、舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/トライワークス】

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