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松田龍平が充実の1年を述懐「『あまちゃん』の現場は魅力的な人がたくさんいた」

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松田龍平が充実の1年を述懐「『あまちゃん』の現場は魅力的な人がたくさんいた」

映画『舟を編む』(13)のブルーレイ&DVD発売を記念して、11月9日にテアトル新宿で松田龍平の代表作3本を上映するオールナイトイベント「松田龍平ナイト」が開催。トークショーに登場した松田は「自分がやってこなかったことをやってみようと思える年だった」と、さらなる飛躍となった1年を振り返った。

『舟を編む』は、2012年度の本屋大賞で第1位に輝いた、三浦しをんの同名ベストセラーを映画化したもの。2014年3月に授賞式が行われる第86回アカデミー賞の外国語映画賞・日本代表作品にも選出されている。この日は急遽、メガホンをとった石井裕也監督もトークに参加した。石井監督は「同世代に松田さんがいるのは頼もしい」と、松田への厚い信頼を吐露。松田も「(『舟を編む』は)挑戦ができたと思った作品。石井さんが本気で挑んでいたので、それに応えたいと思ったし、それが楽しかった」と互いに刺激を与える関係だったという。

再タッグも期待されるが、松田は「また一緒にやりたい」、石井監督は「やりたいとは思っていますが、軽い気持ちでやるのはまずい。(『舟を編む』)と同じくらいの熱量でできるものに出会えたら良いなと思います」と熱を込めていた。

15歳の時に大島渚監督作『御法度』(99)で鮮烈なスクリーンデビューを飾り、今年30歳・俳優人生は15年目という節目の年を迎えた松田。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」では、“ミズタク”こと水口琢磨役で女性ファンの心をがっちりとつかんだ。“ミズタク人気”について、松田は「そういう反応はイマイチよくわからないですが」と口火を切り、「映画をあまり見ない人にも知ってもらえる機会になった」とコメント。「すごく魅力的な人たちがたくさん出ていて、そういう場で仕事をすることが大きなことだった。本当に良かったと思う」と充実の表情を見せていた。

続いて、会場からの質問に答えることになった松田。最近見た映画として、「『パシフィック・リム』を見て、映画館で見ると迫力が違うなと思った」と回答。本イベントは、チケットが即完売するほどの人気となったが、「このようなイベントが開かれることはどう思う?」と聞かれると、「新井浩文からの電話で知った。『俺、行かなくて良いの?』と言われて。すごく来たそうにしていたけれど、『来なくて良いよ』と言った」と笑顔を見せるなど、終始、独特の空気感で会場の笑いを誘っていた。【取材・文/成田おり枝】

■『舟を編む』DVD&Blu-ray
発売日:11月8日(金)から発売中
価格 :通常版 DVD 3990円(税込)/Blu-ray 4935 円(税込)
    豪華版【初回限定生産】DVD 6090円(税込)/Blu-ray 7035円(税込)
発売元:アスミック・エース
販売元:松竹
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