仲間由紀恵、涙声で「やはり終わってしまうと聞くと、とても寂しいです」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
仲間由紀恵、涙声で「やはり終わってしまうと聞くと、とても寂しいです」

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仲間由紀恵、涙声で「やはり終わってしまうと聞くと、とても寂しいです」

人気シリーズの完結編となる劇場版第4作『トリック劇場版 ラストステージ』の初日舞台挨拶が、1月11日にTOHOシネマズスカラ座で開催。仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、水原希子、池田鉄洋、堤幸彦監督が登壇。仲間は「『トリック』を愛してくださってありがとうございます」と語ると、阿部も「会場には泣いてる方もいて、すごく良い雰囲気のなかで初日を迎えられました」と笑顔を見せた。

仲間はドラマがスタートした14年前を振り返った。「20歳の頃、初めて民放の主演ということですごく緊張して入ったのですが、監督やスタッフのみなさんが子供のように楽しみながら作品を作っているのを見まして。初めは驚きましたが、その世界になじませていただいた」と語っている途中から、涙声に。「やはり終わってしまうと聞くと、とても寂しいです」と必死に涙をこらえる仲間は、その後「阿部さん、私はどうでしたか?」と笑顔で阿部に振った。

阿部は仲間をこう称えた。「最初は右も左もわからない元気の良いおじょうさん。それがみるみるうちに成長し、いつのまにか仲間さんに頼っていました。年下なのに、こんなに頼れる主演女優さんはいないんじゃないかと思うくらい、感謝の気持ちでいっぱいです」。仲間も阿部に対して「お会いした時から大先輩でしたが、すごく優しく接してくださった。撮影の合間もゆっくりされていることはなくて。その姿を14年間見させていただき、心の底から素晴らしいと思いました」とあふれる思いを口にした。

レギュラー陣は、笑いをちりばめたスピーチを披露。野際陽子は、奈緒子が“貧乳”という設定を絡め「14年経ち、娘の胸もふくらんで成長したなと。いつかリメイクとかやるかもしれないけど、その時はあの世から見てます」と笑いを取ると、生瀬は「関西から出てきた頃のギラギラした生瀬に戻り、54歳からやり直します」と宣言し、会場は大爆笑。最後に、全員で鏡開きを行ってヒット祈願をした後、「トリック」ということで109個の餅を会場に振る舞った。

仲間由紀恵扮する自称・天才マジシャン・山田奈緒子と阿部寛演じる自称・天才物理学者・上田次郎の“迷”コンビが活躍する本シリーズ。『トリック劇場版 ラストステージ』では、シリーズで初めて異国マレーシアでのロケを敢行した。【取材・文/山崎伸子】

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