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第71回GG賞、過去10年間で最高視聴率を記録!

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第71回GG賞、過去10年間で最高視聴率を記録!

現地時間の12日に開催された第71回ゴールデングローブ賞(以下GG賞)では、惜しくも『風立ちぬ』が外国語映画賞受賞を逃し、日本には残念な結果となったが、過去10年間で最高視聴率を記録し、視聴者数が2000万人を超えたことがわかった。

昨年に引き続きティナ・フェイとエイミー・ポーラーがホストを務めた同賞の授賞式をオンエアした米NBCテレビがNielsenの調査結果として明らかにしたところによれば、東部時間の午後8時から11時までの3時間のオンエア時間の平均視聴者数は2090万人で、昨年1970万人から6%上昇。トータル視聴者数2680万人という数字は、04年以来で過去最高だという。

インターネット上でも同賞の話題が多く行きかっていたようで、Nielsen SocialGuideの発表によれば、GG賞がらみでは236万件のツイートがいきかっていたことも明らかになった。

また、授賞式前の東部時間午後7時から8時までの1時間、米NBCテレビがホストを務めたレッドカーペットの平均視聴者数も前年比12%アップで1000万人を突破。同じく東部時間の午後6時から8時まで、毎年レッドカーペットをカバーしている米テレビE!の平均視聴者数も220万人(アメリカのみ視聴可能)を突破しているが、この数字は過去のGG賞のレッドカーペットの平均視聴者数と比べてもかなり高い数字になっているそうで、全般的に視聴者の関心が高かったことをうかがわせる結果となった。

政治色の濃いいダークな作品が多かった昨年と比べ、今年は、エイズや奴隷(黒人)、高齢者向けドラマ、そして大ヒット中で比較的若者や一般人受けする『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(1月31日日本公開)、いま最も旬のジェニファー・ローレンスら豪華キャストが勢ぞろいする『アメリカン・ハッスル』(1月31日日本公開)など、ジャンルが多岐にわたっているのも視聴者の興味を惹きつける要因の一つだったと言われているが、メディアからのホストへの評価もおおむね好調だ。

視聴率低下がとまらないアカデミー賞やGG賞は、毎年視聴率アップが最大の課題となっており、ティナとエイミーには相当な期待とプレッシャーがかけられていたが、エンターテインメント・ウィークリー誌は、「ティナとエイミーはすでに来年の続投も決まっているが、この数字は2人が来年もホストを務めるに値することを証明した」と太鼓判を押している。

またUsウィークリー誌の読者を対象にした調査結果でも、8904人中73%が同賞を評価しており、評価しない人は26%にとどまっている。【NY在住/JUNKO】

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