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R指定映画でサイコキラー役の北村一輝「うるさい時代だけれど、色々な映画があって良い」

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R指定映画でサイコキラー役の北村一輝「うるさい時代だけれど、色々な映画があって良い」

日本とインドネシア初の合作映画『KILLERS キラーズ』の初日舞台挨拶が2月1日にテアトル新宿で開催され、北村一輝、高梨臨、でんでん、映画ユニット「モー・ブラザーズ」の一人、ティモ・ジャヤント監督が登壇。R-18+に指定された本作で、サイコキラー役を演じた北村は「今、うるさくなってきている時代だけれど、色々な映画があって良いと思っている。色々な感じ方をしていただけたら、映像に携る者として嬉しい」と表現者としての喜びをあらわにした。

本作は、東京とジャカルタを舞台に、殺しに魅せられた男たちが呼応していく様を描く衝撃のドラマ。北村は、冷酷でサディスティックなシリアルキラー・野村役を演じた。園子温監督作『冷たい熱帯魚』で、強烈なサイコキラーに扮したでんでんとの登壇とあって、“新旧サイコキラー”が揃ったこの日のステージ。

北村が「殺し屋です」と挨拶をすると、でんでんは「元殺し屋です」と笑顔を見せ、会場の笑いを誘っていた。さらには、でんでんから北村に、“鈍器”が贈呈されるという演出も。でんでんは「(僕を)超えたなと思った」と北村のサイコキラー役を絶賛するも、「これから2年は、まともな役は来ませんよ」とチクリ。これには北村も苦笑しきりだった。

ジャヤント監督は、「日本でも最高の人材であり、美しい方々と一緒に仕事できた。彼らのパワフルなパフォーマンスのおかげで素晴らしい映画になった」とキャスト陣に感謝の言葉。監督と話し合いながらキャラクターを作っていったという高梨は「R指定の映画に出るというのは、表現の幅が広がるということ。参加できてとても嬉しい」と、感無量の面持ちだった。

またこの日は、本作のイギリス公開が決定したとのニュースも飛び込んだ。フランス、ドイツ、オーストラリアなど世界12か国での公開が決まったことになり、「監督の、世界に発信していく姿勢に共感した」という北村も「すごいですね!ドッキリじゃないですよね」と興奮気味。「それを目標にしてみんなで作ってきた。日本だけではなく、色々な国の方にどのように評価されるか楽しみでもあり、ドキドキしている」と、喜びを隠せなかった。【取材・文/成田おり枝】

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