“タイバニ”が好調な滑り出し!やはりアニメのヒットのカギを握るのは“オリジナル”!?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
“タイバニ”が好調な滑り出し!やはりアニメのヒットのカギを握るのは“オリジナル”!?

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“タイバニ”が好調な滑り出し!やはりアニメのヒットのカギを握るのは“オリジナル”!?

人気テレビアニメの劇場版第2弾『劇場版 TIGER&BUNNY The Rising』(公開中)が初登場3位にランクイン!全国94スクリーンで公開された本作は、土日2日間で動員7万3716人、興収1億3047万9900円を記録し、ハイアベレージな滑り出しとなった。

“タイバニ”の通称で知られる同シリーズは、“NEXT”と呼ばれる特殊能力者が、実在の企業のロゴを背負って事件解決や人命救助に奔走するという異色ヒーローたちの活躍を描くアニメで、今作では、テレビシリーズの“その後”の物語が展開。再びヒーローとして復活したワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックスJr.の関係や、新ヒーロー“ゴールデンライアン”の登場などが注目を集めていた。

新カットを加えたテレビ版の総集編として、12年9月に公開された前作『劇場版 TIGER&BUNNY The Beginning』に対し、大幅に数字を伸ばしてきた今作。前作と比べ、今回特にファンからの注目度が高かったのは完全な新作である点が大きい。近作では、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』(13)などの大ヒット例があるが、劇場版のみという“オリジナル”の価値の高さは集客力に直結しているといえるだろう。

また、原作があるアニメシリーズにおいても、『ONE PIECE FILM Z』(12)や『ドラゴンボールZ 神と神』(13)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(13)などのように、完全オリジナル・ストーリーで映画化されるケースも増えてきた。テレビアニメの総集編として公開された大ヒット作『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)や『小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!』(13)なども、テレビでは描かれなかった新作の追加映像が、その好成績に反映されているはずだ。アニメの独占状態といわれた2013年の興行成績だが、今週7位に入った『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』(公開中)の好調ぶりからもわかるように、2014年もこの傾向はまだまだ続くと見てよさそうだ。

また、岡田准一の主演作『永遠の0』(公開中)は8週連続で1位を獲得し、興収70億円を突破!この連続1位の記録は『風立ちぬ』と並び、今後、どこまでキープしていくのかにも注目が集まっている。【トライワークス】

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