第86回アカデミー賞助演女優賞は、初ノミネートの新鋭ルピタ・ニョンゴ!
現地時間3月2日(日本時間3日)に開催中の第86回アカデミー賞授賞式。助演女優賞の栄誉に輝いたのは、『それでも夜は明ける』(3月7日公開)の新星ルピタ・ニョンゴ。初ノミネートにして初受賞の快挙となった。昨年、『世界にひとつのプレイブック』(12)で主演女優賞を受賞した 『アメリカン・ハッスル』(公開中)のジェニファー・ローレンスは、2年連続オスカー受賞とはならなかった。
実話を基にした『それでも夜は明ける』の舞台は、奴隷制度廃止前である19世紀半ばのアメリカ南部。ある日突然誘拐された黒人音楽家が、家族も、財産も、名前さえも奪われ、見知らぬ地へ奴隷として売られてしまう。ルピタ・ニョンゴは、過酷な労働を強いられる上に、壮絶な拷問を受けるパッツィー役を熱演した。
ルピタは目を潤ませながら「私にこの役を与えてくださってありがとう。人生の喜びそのものです」とオスカー像を手に興奮しながらスピーチ。また、感謝しているというたくさんの人々の名前を挙げた後、「どこの出身であっても、夢は叶うものです」と、胸に染み入る言葉で、多くの人々を感動させた。
新人にして、オスカー女優という箔をつけたシンデレラ・ガール、ルピタ・ニョンゴ。今後の活躍が期待される。 【Movie Walker】
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