“タイバニ”のさとうけいいち監督が語る!新『聖闘士星矢』の気になる内容は?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
“タイバニ”のさとうけいいち監督が語る!新『聖闘士星矢』の気になる内容は?

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“タイバニ”のさとうけいいち監督が語る!新『聖闘士星矢』の気になる内容は?

1985年から週刊「少年ジャンプ」で連載が開始され、TVアニメも放映されたマンガ「聖闘士星矢」。ギリシア神話や星座をモチーフにし、聖闘士たちの激しいバトルを描く同作は、国内外問わずいまだ根強い人気を誇る。そんな「聖闘士星矢」がフルCGアニメ『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』(6月21日公開)としてリブート!はたしてどんな内容に仕上がっているのか。

監督のさとうけいいちによれば“今の時代”を強く意識させる作品だという。TVアニメ「TIGER&BUNNY」や映画『アシュラ』(12)『黒執事』(13)などさまざまな作品を手がけてきたさとうだが「私が思う仮想、架空の世界も、いまなら表現できる」と感じ、今回フルCGでのアニメ化に挑戦したという。「作り手としては、聖衣(クロス)をCGで上手く表現できる時代が来た。ゲームなどでCGを取り入れたものもありましたが、“映画としての表現”をうまく出せるツールが出てきたのは大きい」。

“今の時代”が反映されているのはCGだけではない。「時代性がそうさせるのかもしれませんが、原作や過去のものと比べると、今作は主人公が自分の生まれと存在に迷走し、悩んでいる。これは過去の作品にはない、2014年の今だからやれたアレンジです」とストーリー面も現代的にアップデートしているそうだ。

“車田正美・熱血画道40周年記念映画”と題された本作は、原作者の車田が自ら製作総指揮を務める。さとうは原作とのつながりについて「原作の言わんとしている“魂”とか、大切なところからはブレずにやれたんじゃないかと思うし、ギャグではなく、シニカルかつグローバルな笑いが表現できたと思います」と説明。そして「“今の時代”のキャラクター性を表現したかった。日本のCGアニメーションに欠けていたコミカルさや、16、7歳のキャラクターの等身大の表情やニュアンスにも注目してもらいたい」とCGアニメの新たな可能性を探っているようだ。

いよいよその全貌が明らかになりつつある『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』。「煌く小宇宙(コスモ)!クリアファイル」が付いてくる本作の前売券も現在発売中となっている。“青銅(ブロンズ)”と“黄金(ゴールド)”、2つのバージョンが用意されているので、本作の続報とともにぜひチェックしてみてほしい。【Movie Walker】

■『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』「煌く小宇宙!クリアファイル」付前売券
3月8日より劇場窓口にて発売中(一部劇場を除く)
※劇場により数に限りがございます
※デザインは実物と異なる場合がございます
料金:一般1300円、小人800円

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