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親日家のダーレン・アロノフスキー監督、「日本で成功する映画を作ることが夢だった」

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親日家のダーレン・アロノフスキー監督、「日本で成功する映画を作ることが夢だった」

ラッセル・クロウ主演、『ブラック・スワン』(10)のダーレン・アロノフスキー監督作『ノア 約束の舟』(6月13日公開)の完成披露試写会が、5月13日にTOHOシネマズ日本橋で開催された。来日したアロノフスキー監督と、女優・モデルとして活躍する河北麻友子が舞台挨拶に登壇。アロノフスキー監督は「とにかく日本で成功する映画を作りたいというのが長年の夢だった」と親日ぶりをアピールした。

アロノフスキー監督の来日は、『ファウンテン 永遠につづく愛』(06)のキャンペーン以来、7年半ぶり。監督は「大学時代から、いちばん神秘的でワクワクできる場所が日本だった」と饒舌に話した。「東京発信の建築、ファッション、映画、写真をいつも興味深く見ていた。今もそうだ。一番好きな映画は、黒澤明監督の『用心棒』(61)だし、落ち込んだりすると、必ず黒澤作品を見て元気になる。また、塚本晋也監督の影響もとても受けているよ」。

その後、本作に出演したエマ・ワトソンの大ファンだということで、河北麻友子が花束を持って登場。河北は興奮しながら「今回、エマ・ワトソンさんの新たな一面が見れたと思うんですが、どうやって引き出したのですか?」と監督に質問。アロノフスキー監督は「エマは、ハーマイオニー役だけではなく、もっと可能性を秘めていたんだ。『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンのように、エマも今回、少女から女性へと見事に変化しているよ」と笑顔で語った。

映像の魔術師といわれるアロノフスキー監督が、人類史上最古にして最大の謎「ノアの箱舟」伝説を描いた『ノア 約束の舟』。本作は全世界で今年3月に公開され、全米をはじめ39か国で興行成績No.1ヒットをマークし、数々の国で歴代オープニング記録を塗り替えてきた話題作。日本の興行にも期待がかかる。【取材・文/山崎伸子】

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