市川由衣が池松壮亮を「色っぽい!前貼り先生!」と絶賛|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
市川由衣が池松壮亮を「色っぽい!前貼り先生!」と絶賛

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市川由衣が池松壮亮を「色っぽい!前貼り先生!」と絶賛

中沢けいの群像新人賞受賞小説『海を感じる時』のプレミア試写会が、8月25日にテアトル新宿で開催され、市川由衣、池松壮亮、原作者の中沢けい、安藤尋監督が登壇。本作のヒロイン役で濃厚なラブシーンに挑んだ市川は「女優を初めて14年くらい。覚悟を決めて挑んだので、感無量です」と感慨深い表情で挨拶をした。

市川は、演じた恵美子役について「すごく痛い女だなと思って、その痛さが女性として共感できました。裸になったりとかして悩む部分もあったけど、自分がこれをやらないと後悔すると思いました。今の自分にできることはやれたと思っています」と手応えを口にした。

池松は、本作の脚本について「すごく面白かった」と語り、演じた洋役については「僕なんかより心がきれいで誠実で良いなと思いました」と感想を述べた。市川は池松について「すごく魅力的。池松さんといっしょにお芝居していくなかで、こりゃほれるなと思える部分がたくさんあり、助けられました。色っぽいです」と絶賛。

池松も市川について「相当な覚悟がいったと思います」と、熱演を称えた。さらに池松について「ケンカのシーンも一発で決める。尊敬の念を込めて先生と呼んでました。前貼りもよくされているので“前貼り先生”と呼ばせていただいてました」と笑顔でコメント。池松は、それを受け「けっこう(つけるのが)早いんです」とおちゃめに語った。

『海を感じる時』は、ひとりの少女が恋をし、大人の女へと成長していく過程を精緻な描写で描く人間ドラマ。原作は、1978年、中沢けいが18歳の時に、第21回群像新人賞を受賞した小説で、当時、現役女子高生が書いたスキャンダラスな文学として一躍話題を呼んだ。中沢は舞台挨拶で「素晴らしい映画を作っていただいて大変喜んでいます」と太鼓判を押したので乞うご期待。【取材・文/山崎伸子】

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