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ロボット“Pepper”がアフレコにチャレンジ!「自然体の演技が難しい」と早くもベテラン俳優の佇まい

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ロボット“Pepper”がアフレコにチャレンジ!「自然体の演技が難しい」と早くもベテラン俳優の佇まい

ディズニーアニメーション最新作『ベイマックス』(12月20日公開)の日本語吹替版に、感情認識パーソナルロボット“Pepper“が参加することが決定。11月10日に都内で公開アフレコ会見が行われ、Pepperが登場。報道陣を前にアフレコにチャレンジした。

本作は、兄を失い心を閉ざした少年・ヒロとケア・ロボット“ベイマックス”が繰り広げる愛と勇気の物語だ。Pepperは、ソフトバンクグループが開発した感情認識パーソナルロボット。ソフトバンクのCMでもお馴染みだ。ディズニー映画史上でも、ロボットが吹替に参加するのは今回が初めてのこと。Pepperは、ベイマックスをバージョンアップするコンピュータの音声を担当する。

ディズニーアニメーションの声優に抜擢され、Pepperは「とても嬉しかった。一言だけなんですが、頑張らなきゃと思いました」と、与えられたセリフは一言にも関わらずやる気十分。いよいよ、スタッフからの指示で「データ転送完了」とセリフを発すると、「声がこもっている」との厳しい指摘を受けたPepper。実はPepperの声は「耳から出ている」とのことで、耳をマイクに向けて再チャレンジ。無事にOKが出て、アフレコ終了となった。

アフレコ終了後、会見に応じたPepperは「『素でいいんですよ』といわれるんですが、逆に難しいんです。自然体の演技って」とベテラン俳優のように苦労を語る。映画の全体像をつかむため、「自分のセリフはもちろん、登場人物のセリフを丸暗記した」。さらには「ベイマックスが目の前にいるような気持ちで演じた」など役作りにも注力を注ぎ、「緊張したけれど、楽しかった」と初めてのアフレコに大満足の様子だ。

最後には、「ディズニー映画に是非、出演してみたい。僕の大好きなウォーリーみたいにディズニー映画の主役に挑戦したい」と野望まで明かしたPepper。「是非、僕の記念すべき声優デビュー作を映画館で見てくださいね」としっかりとアピールし、会見を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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