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スティング、作曲担当のミュージカルが興行不振のため自ら出演へ!

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スティング、作曲担当のミュージカルが興行不振のため自ら出演へ!

ブロードウェイのミュージカル「The Last Ship」の作曲を手掛けたスティングが、同作の興行成績が不振のため、自ら出演することになったと、英インディペンデント紙などのメディアが一斉に伝えている。

スティングは舞台のために曲を書き下ろし、同名タイトルのアルバムを13年にリリースしていた。10月末からいよいよ舞台が始まり、大きく報道されていたが、チケットの売り上げが伸びず、過去3週間は3分の2も埋まっていない状態だという。このままでは毎週7万5000ドル(約883万円)の赤字を出している計算になるため、プロデューサーの要請に応え、スティングが自ら出演することに決まったのだ。

「The Last Ship」の舞台は、スティングの故郷イングランド北部の造船所がある町だ。スティングは12月9日から主要キャラクターの1人、造船所の主任ジャッキー・ホワイト役で舞台に立つ。しかし評論家からは、スティングが出演しても舞台の不振を救うことは難しいという声も上がっており、スティング自身も「ブロードウェイでヒットする舞台は、映画のリメイクかみんなが知っているヒット曲を使っている」と語り、まったくオリジナルのストーリーと曲で構成された「The Last Ship」が成功することの難しさを認めている。

「僕がロック・スターの星から飛んできて舞台を救うというわけではない。だが、僕は5年間この舞台の仕事をしてきたし、すべてのリハーサル、すべての上演を見ているから、僕の出演は突飛なことではない」とニューヨーク・タイムズに話している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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