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今さら誰にも聞けない!「妖怪ウォッチ」の超基礎知識

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今さら誰にも聞けない!「妖怪ウォッチ」の超基礎知識

2014年に流行した人やモノはたくさんあるが、空前の“妖怪ブーム”を巻き起こしたのが「妖怪ウォッチ」だ。子どもたちはもちろん、今や大人も巻き込んだ社会現象と化し、「2014年ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンにも選ばれるなど年末に向けてさらなる盛り上がりを見せている。しかし「妖怪ウォッチ」が盛り上がれば盛り上がるほど、“知ってて当たり前”な空気が醸成され、ブームから取り残されている人も多いはず。そこで今回は、今さら誰にも聞くことができない「妖怪ウォッチ」の超基礎的な知識をおさらいする。

そもそも「妖怪ウォッチ」とは何か。TVアニメ、玩具などクロスメディア展開を見せ、今やその全貌を把握することも困難な「妖怪ウォッチ」だが、その原点は2013年7月に発売されたニンテンドー3DS用のゲーム。さまざまな妖怪たちが引き起こす問題をストーリーに沿ってクリアしていく“クエストもの”のRPGだ。プレイヤーは妖怪を説得したり、時には妖怪と戦ってその問題を解決していく。妖怪たちと戦って勝利すると、妖怪は友達(仲間)になってメダルを渡してくれるが、このメダルを腕時計(妖怪ウォッチ)に差し込むことで妖怪をいつでも召喚できるようになる。

展開する全メディア共通のあらすじは次のとおり。どこにでもあるような普通の街“さくらニュータウン”に暮らす、どこにでもいそうな普通の小学生、天野景太(ケータ)。ケータは夏休みのある日、近所の森で奇妙な生き物“ウィスパー”に遭遇する。ケータにつきまとうようになったウィスパーだが、その正体はなんと妖怪だった!不思議な時計「妖怪ウォッチ」をウィスパーから渡されたケータは、その日から街のいたるところに現れる妖怪たちが見えるようになる…。

「妖怪ウォッチ」人気の要因の1つとして考えられるのは、登場する妖怪たちの愛くるしさだ。メインキャラクター“ジバニャン”をはじめ、全8種族からなる多種多様な妖怪たちの愛着の湧くルックスに子どもから大人まで虜になる人が続出。“ちからモチ”や“ガマンモス”など、実在のモチーフ×ダジャレというゆるいネーミングセンスも妖怪たちの個性を際立たせている。また今年1月からはゲームを原作にしたTVアニメの放送が開始され、「妖怪ウォッチ」シリーズが急速に一般化。同時に関連楽曲への注目度も高まり、ラッキィ池田による振り付け&「ウォッチッチ!!」のフレーズでおなじみの「ようかい体操第一」は、Youtubeにアップされた公式動画で再生回数5200万回以上という驚異的数字を叩き出している。

そんな「妖怪ウォッチ」の映画版が今冬いよいよ登場!『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が12月20日(土)から公開されるのだ。TVアニメの劇場版という位置づけだが、タイトルのとおり妖怪ウォッチの誕生の秘密が初めて明かされるとあって、公開前から話題沸騰中。物語の舞台は、今から60年前の世界。突然消えてしまった妖怪ウォッチを取り戻すため、ケータが過去にタイムスリップして妖怪ウォッチが消えた謎に迫る。「妖怪ウォッチ」シリーズを手掛けるゲーム開発会社のレベルファイブは、これまでにも『レイトン教授と永遠の歌姫』(09)や「イナズマイレブン」シリーズなど、自社のコンテンツの映画化を成功させてきた前例があるだけに、今作への期待も大きい。

先日、「第65回NHK紅白歌合戦」で、TVアニメの主題歌「ゲラゲラポーのうた」を歌うキング・クリームソーダと、エンディングテーマ「ようかい体操第一」「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」を歌うDream5が出演するスペシャル企画が発表された。年末に向けて妖怪ムーブメントが加速することは間違いなさそうだ。基礎知識を押さえて、今からこのブームに乗ってみてはいかがだろうか。【トライワークス】

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