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ナタリー・ポートマン「『スター・ウォーズ』にキャリアを潰されかけた」

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ナタリー・ポートマン「『スター・ウォーズ』にキャリアを潰されかけた」

ナタリー・ポートマンは13歳の時にリュック・ベッソン監督の『レオン』(94)で鮮烈なデビューを飾り、着実にキャリアの階段をのぼってきたように見えたが、その後、ヒロイン役を演じた『スター・ウォーズ』新三部作にキャリアを潰されかけたと告白している。

1999年から2005年まで同シリーズに出演した後、彼女を起用したがる監督がいなくなり、役をもらうのに苦労したというのだ。

11月に他界したマイク・ニコルズ監督が、自ら演出した舞台「かもめ」に彼女を起用し、ほかの映画監督にも紹介してくれたそうだが、誰も彼女に興味をもってくれなかったそうで、別の監督にたらい回しのように紹介され続けたという。

「『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(99)と『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』(02)がちょうど「かもめ」の舞台と同じ頃に公開されたのだけど、誰もが私のことをひどい女優だと思っていた。私は最高の興行収益を記録している超大作に出演していたのに、私と一緒に仕事をしたいと思う監督は一人もいなかったの」

「マイク(・ニコルズ)がアンソニー・ミンゲラ監督に手紙を書いて、『彼女を『コールド・マウンテン』(03)に起用してくれ。僕が保証する』と言ってくれた。アンソニーは私をトム・ティクヴァ監督に紹介し、ティクヴァ監督は私をウォシャウスキー姉弟に紹介したわ」とNY Magazineのインタビューで明かしている。

そのウォシャウスキー姉弟は『Vフォー・ヴェンデッタ』(06)の主演にナタリーを起用し、マイク・ニコルズ監督『クローサー』(04)のアリス役で高く評価されたことで、再びナタリーは女優として注目を集めるようになる。その後は多くの映画に引っ張りだこになり、『ブラックスワン』(11)ではアカデミー賞主演女優賞を受賞している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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