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中谷美紀、三浦貴大を「女子力が高い!」と絶賛

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中谷美紀、三浦貴大を「女子力が高い!」と絶賛

池辺葵の大人気コミックを映画化した『繕い裁つ人』の初日舞台挨拶が、1月31日に新宿ピカデリーで開催され、中谷美紀、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督が登壇。中谷は「こんなにささやかで。こんなに贅沢な映画に携われたことを、ひとりの人間として心よりうれしく思っています」と力強く語った。

三島監督は「今回の映画が完成したのは、中谷さんのおかげ」と感謝。「中谷美紀さんは、ただの主役の女優さんではなく、映画をいっしょに作ってくれた戦友です。その戦友がどんどん増えていって、やっと完成できたという思いが強いです」と語り、中谷が撮影中に縫ってくれたというケープを披露。中谷は「1か月間ミシンを練習していて、監督のために何かをさし上げることが、思いがこもって良いのではないかと思い、簡単なケープにしました」と恐縮。

また、撮影中には中谷が豚汁や鴨汁、中華スープをキャストやスタッフにふるまったそうで、三浦は「撮影中にもかかわらず、鶏団子とかを手で丸めてらした」と感心。そういう三浦もおしるこやカレーを作ったとのことで、中谷から「女子力が高い三浦さん」とほめられた。三浦は「それって喜ばしいことですよね?」と監督に尋ねると「もちろん!三浦さんは、中谷料理長の支持を受け、テキパキやっていました」と付け加えた。

劇中で、初めてウエディングドレスを着たという黒木は「本当に素晴らしいなと。伊藤佐智子さん、車椅子に座った時点でどう見えるかとか、ひだとかも計算されていました」と感動しながらコメント。実際に三島監督が洋裁師に取材をした中でのエピソードだったそうだ。黒木は「素晴らしい経験をさせていただきました」と礼を述べた。

『繕い裁つ人』は、神戸で、祖母が始めた仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江(中谷美紀)と、彼女を取り巻く人々の人間模様を描いた感動作。『しあわせのパン』(12)や『ぶどうのなみだ』(14)の三島有紀子監督がメガホンをとった。【取材・文/山崎伸子】

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