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松田龍平、撮影秘話明かすも「別の現場でした」

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松田龍平、撮影秘話明かすも「別の現場でした」

監督・松尾スズキ、主演・松田龍平で、『恋の門』(04)以来10年ぶりのタッグを組んだ映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の初日舞台挨拶が、4月4日に新宿ピカデリーで開催。主演の松田、監督の松尾スズキ、阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が登壇した。

原作は『ぼのぼの』『I(アイ)』など、独特の世界観をもつ、いがらしみきおの人気コミック。松田は、元銀行マンで金アレルギーとなり、かむろば村へやってきた主人公を演じた。

本作にちなみ、それぞれが苦手なものを告白することに。松田は「虫ですね。ゲジゲジとかムカデ、蛾とか。夜の撮影で、顔ぐらいの大きさの蛾がガンガンぶつかってきて、死ぬかと思いました」と激白。

松尾が「顔くらいの蛾はいなかったぞ」と突っ込むと、松田は「あ、違う現場です」と苦笑い。

阿部は「俺も蛾。耳の中に入って、ずっとドルルルって鳴って。おかあさんに取ってもらった。高2の冬くらいでしたが、泣いちゃった」と苦い思い出を披露した。

松尾は「買い物が苦手。いちばん混乱するのがドン・キホーテ。行くと自分を見失う。うるさいし。でも、近所にあるので、ついつい行っちゃう」とのこと。舞台挨拶の最後には「ドン・キホーテを批判したという記事は書かないでください」と語り、笑いを取った。

二階堂は演じた役柄について「いままでいろんな役をやらせていただいたけど、血を吐いたり、血を出させたりする役が多くて。今回は、少年ジャンプのお色気漫画のような立ち位置になれるような気がして。さらけだしたつもりです」と笑顔でコメント。

松尾は「パンチラに拍手が起きたのは、映画史上初めてではないかと」とご満悦の様子だった。

お金にちなんだ映画ということで、松田と松尾監督は、舞台挨拶で訪れた全国の劇場でスタッフと物々交換をする“わらしべ長者キャンペーン”を実施。劇中の田んぼで収穫した“ほでなす米”からスタートし、札幌、名古屋、新潟、いわき、福島、仙台、大阪、福岡と回り、最後に広島で宮島のしゃもじとなった。

本日、公開初日を迎え、しゃもじは新宿ピカデリーで劇場鑑賞券と交換され、その授与も行われた。【取材・文/山崎伸子】

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