子リスたちの幻想的な映像は、膨大な労力の結晶!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
子リスたちの幻想的な映像は、膨大な労力の結晶!

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子リスたちの幻想的な映像は、膨大な労力の結晶!

小さなシマリスとスコーピオンマウスの視点で撮影されたネイチャー・ドキュメンタリー『小さな世界はワンダーランド』(5月9日公開)。家族のもとを離れた彼らの成長をドラマチックに綴っていく。

2匹の小さな動物の可愛さももちろんだが、なんと言っても、注目したいのは、動物の視点で捉えられたリアルかつファンタジックな映像。BBC初の3D映画として企画された本作には、特殊技術や最新の撮影機材を用いた決定的瞬間が満載!その撮影の一部、裏側を紹介しよう。

まず、シマリスがライバルとエサを巡って格闘するシーン。彼らの俊敏かつ、アクロバティックな様子は、まるでアクション映画のよう!このシーンには小型のスーパーハイスピードカメラが使用されているが、撮影にあたる努力はそれだけじゃない。

実は本作にはストーリーがあるのだが、スタッフ陣はその物語に合うシーンを撮るため、動物たちの特性について徹底的に調査。その上でカメラの配置を決め、その瞬間をひたすら待つことで彼らの貴重なショットを捉えることが可能に。特殊な機材に頼るだけではなく、自然や動物たちに対する知識が大きなポイントだったようだ。

また、シマリスやスコーピオンマウスが地中の巣穴にいる様子も登場。普段、地上にいる人々は見ることができない、彼らの素顔や生態が堪能できる。

これには、地面に穴を掘って小型カメラを埋め込み、撮影を敢行。動物たちを刺激しないように準備に長い時間をかけ、撮影機材に慣れさせていく…。そのおかげで、警戒することなく巣穴でくつろぐ彼らの姿が、よりリアルに映せたというわけだ。

約2年半という時間を費やし、スタッフ陣のたゆまぬ努力によって完成した本作。最新技術によってドラマチックに仕上がった一瞬一瞬の映像を、劇場で体感してほしい!【トライワークス】

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