トム・ハンクスの妻、乳癌で両乳房切除及び再建手術

トム・ハンクス(58)の妻リタ・ウィルソン(58)が乳癌を患い、両乳房切除手術及び再建手術を行っていたことがわかった。リタ本人が、ピープル誌の独占取材で明らかにした。

リタは、「私は、健康上の問題からブロードウェイの舞台『Fish in the Dark』をお休みさせていただいていました。浸潤性小葉癌を発病したため、先週、夫の立ち合いのものと、家族や友人たちの愛とサポートを受けて、両乳房切除及び再建手術を行ったのです」

「容体は回復していますが、最も大切なのは完治することだと思っています。なぜって、セカンドオピニオンで素晴らしい医師たちに出会い、折角初期の段階でこの決断をしたのですから」

「私には、潜在的な非浸潤性乳管癌があることは知っていたので、毎年マンモグラフィとMRIを受けていました。また2度の生体検査で、あまり知られていませんが多形細胞性癌も認められました」

「でも医師から、病理学上で言うと癌ではないと知り、安心していたんです。しかし乳癌を患った友人から、「セカンドオピニオンを聞くべきだ」と言われて別の病理学の専門家に診てもらったところ、浸潤性小葉癌が見つかったのです」

「私がこのことを公にしたのは、セカンドオピニオンの大切さを皆さんに知ってもらいたかったからです。セカンドオピニオンを受けてそれでも問題がなかったとしても、何も失うものはありません。とにかく初期発見がキーだということを皆さんに知ってもらい、少しでも疑いがあるのであれば、セカンドオピニオンを聞く勇気を持っていただけたらと思っています」と綴っている。

大ヒット作『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(02)などのプロデューサーとしても知られているリタは、5月5日からブロードウェイの舞台に復帰する意欲を見せている。

また今後は、癌を防ぐために両乳房切除及び再建手術を行ったアンジェリーナ・ジョリーとは別の形で、初期の乳癌にかかった経験者として、乳癌の初期発見と撲滅のために尽力していくつもりのようだ。【NY在住/JUNKO】