鈴木梨央、瀬戸朝香、津川雅彦がカンヌの大舞台に興奮

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鈴木梨央、瀬戸朝香、津川雅彦がカンヌの大舞台に興奮

現在開催中の第68回カンヌ国際映画祭で、特別招待作品として映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(11月公開)のワールドプレミアが現地時間5月22日(日本時間23日)に行われ、日本語吹替版キャストの鈴木梨央、瀬戸朝香、津川雅彦らがカンヌのレッドカーペットを歩いた。

フランスを代表する小説家サン=テグジュペリによる名作「星の王子さま」の、初アニメーション映画となる本作。原作ゆかりの地であるフランス・カンヌでの上映が決まったことから、世界中のボイスキャストが一同に集結するワールドプレミアとなった。

メイン会場の“パレ・デ・フェスティバル”に登場した3人は、憧れのカンヌの空気に感無量の様子。カンヌ国際映画祭では日本史上最年少の“主演女優”である鈴木は、赤色の着物でレッドカーペットに登場し、10歳とは思えない堂々とした佇まいを見せた。瀬戸は華やかなシルバーのドレスに身を包み、津川はタキシードで登場。日本が誇る名優の風格を漂わせ、初の海外映画祭のカーペットを闊歩した。

また、現地フランス版と米版のふたつの言語でキャストを務めるアカデミー賞女優のマリオン・コティヤールや、英語版で主人公の女の子を演じるアメリカの天才子役マッケンジー・フォイをはじめ、本作の監督の息子でもあるライリー・オズボーンら豪華な米版キャストも登場した。

鈴木は、レッドカーペットの感想を聞かれると「大勢の人に囲まれて、たくさんにぎわっていてすごく緊張もしたんですが、楽しかったです!」と満足気にコメント。瀬戸は「実際歩いてみると今まで夢に見ていたレッドカーペットで、緊張もしたのですが楽しむことができて、貴重な経験ができて本当によかったです」、津川は「映画祭そのものが初めての経験でしたが映画の好きな人がたくさん集まってるんだなという雰囲気がとてもうれしかったです」と語り、興奮冷めやらぬ様子だった。

史上最年少の主演女優・鈴木についてコメントを求められた津川は「本当にアフレコも達者。アメリカ版よりいいんじゃないかな(笑)」と太鼓判。瀬戸は「今回一緒にお仕事できて、この歳でこの才能は本当にすごい!今日は輝いていたし、これからも自信をもって頑張ってほしいです」と女優の大先輩としてエールを送った。

鈴木は、一緒にカーペットを歩いたマッケンジー・フォイに対して「すごく憧れます。いつか彼女のようになれたらうれしいです」と、今回のカンヌをきっかけに、世界デビューを夢見たよう。瀬戸も、「二度とないチャンスだと思ってきましたが、がんばって、この仕事を続けて二度目のカンヌを目指して頑張るという目標ができました!」と改めて女優としての決意を語り、津川も「監督としてくる可能性もあるかも」と次回のカンヌ参戦に意気込んだ。【Movie Walker】

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