「このミス」1位の映画版、著名人の評価も上々!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「このミス」1位の映画版、著名人の評価も上々!

映画ニュース

「このミス」1位の映画版、著名人の評価も上々!

2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で第1位を獲得した、トム・ロブ・スミス原作のミステリー小説「チャイルド44」。原作出版前から映画化権の獲得に乗り出したという名匠リドリー・スコットが製作を手掛けた映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』が7月3日(金)より公開となる。

監督は『デンジャラス・ラン』(12)のダニエル・エスピノーサ。国家への忠誠を翻してでも事件真相に迫ろうとする主人公レオ役にトム・ハーディ、レオの捜査に協力する謎の警察署長ネステロフ将軍役にゲイリー・オールドマン、国家にスパイ容疑をかけられるレオの愛妻ライーサ役にノオミ・ラパスがそれぞれ扮する。

実力派キャストがそろったこの傑作ミステリーの映画版を、日本を代表する推理小説家や俳優たちが大絶賛!Movie Walkerが独占入手したコメントを一挙にご紹介していく(五十音順)。

「単なる猟奇殺人の映画ではない。全体主義国家の下、人間性や正義が失われていく、その息づまる恐怖がすごい。今の日本でこそ必見!」(赤川次郎/作家)

「スターリン時代のソ連という“特殊状況”下で展開するミステリーは、“犯罪”なるものの本質に関する考察を否応なく見る者に迫る。原作は云わずもがな、この映画化作品もまた、実に興味深い傑作である」(綾辻行人/作家)

「ビターな傑作ミステリーが絶妙のキャスティングを得た。謎を運ぶ影の主役(?)である鉄道の描写もいい」(有栖川有栖/作家)

「執念はあまりに無残で時に愛おしいものだ。人間の心の奥に潜む生命にすがる想いに感動する。ミステリーをこえたミステリーだ」(石坂浩二/俳優)

「真実は知りたいものだ。しかし真実はすべて怖い……こんな怖い真実の映画はない」(岩井志麻子/作家)

「裏切りに次ぐ裏切り、逆転に次ぐ逆転。スターリン時代の不穏な空気の下、体制側に追われながら大量殺人者を追う“はなれわざ”的サスペンスだ!」(折原一/推理作家)

「暗黒社会の異様な重圧下で、連続児童殺害犯を追い詰めるレオ。絶望的な苦闘の果てに、胸熱くなる浄化(カタルシス)がある」(貴志祐介/作家)

「全編をつらぬく物憂いトーン、濃やかな語り口と圧倒的リアリティ、今年いちばんの映画を見た」(黒川博行/作家)

「時代と寝ろなんて、クソ食らえ。壮絶な男と女と子供たちへの愛がここにある」(崔洋一/映画監督)

「ソビエト版ゲッタウェイ。逃げるほどに深まる夫婦の愛。狙いは金ではなく、事件の真相」(鈴木光司/作家)

「ものすごい映画だった!見終わった後 しばらく席を立てなかった…。素晴らしいキャスティング!すばらしい映像!この衝撃を是非とも劇場で味わっていただきたい!トム・ハーディ最高!!!」(竹中直人/俳優)

「捜査官レオが、追いつめられながら真実を取り戻していく。傑作小説の衝撃が何倍にもなってスクリーンでよみがえった!」(中江有里/女優・作家)

「謎に包まれた部分の多いスターリン時代の、あまりにも重苦しい時代。その中で唯一、救いとなるものは、やはり人間でしかない」(乃南アサ/作家)

「孤児が生き延びるには“英雄”になるか“怪物”になるしかない。でも誰かを信じて共に戦えるなら、彼【レオ】はもう孤独な獣ではない」(法月綸太郎/ミステリー作家)

「極上の探偵スリラーであり、暗黒の時代を生き抜く夫婦の絆を活写した大傑作!ハーディとラパスは来年度オスカー最有力候補だ」(原田眞人/映画監督)

「見事なストーリー展開に、終始心が揺さぶられ続ける。最高に面白い作品だ」(道端カレン/モデル)

【Movie Walker】

関連作品