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生駒里奈が告白「昔の自分とは二重人格者レベルで違う」

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生駒里奈が告白「昔の自分とは二重人格者レベルで違う」

乃木坂46を追った初のドキュメンタリー『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』(公開中)。それぞれのメンバーが抱える“秘密”が初めて明らかになるということもあり、公開前からさまざまな憶測が飛び交っている。「この映画以外では過去のことを詳しく明かさない」と断言した生駒里奈が、インタビューでその“秘密”の一部を語ってくれた。

グループの中心メンバーとしてデビューからすべてのシングルで選抜入り、これまで12枚中6枚でセンターに抜擢され、“乃木坂の顔”と呼ばれてきた生駒。映画は生駒へのインタビュー映像や、彼女の母親からの言葉などを交えて、知られざる素顔を明らかにしていく。

本編で地元・秋田の実家、母校、ショッピングモールを訪問する生駒。特に彼女の表情が和らぐのが、地元の親友と再会するシーンだ。「この親友というのが、私をマンガやアニメの道に導いた“師匠”なんです。カメラに撮られるのは初めてだったはずなのに師匠は全然緊張してなくて(笑)。本当にいつもの2人のやりとりを撮られていたので、映画を見ている人がついていけるのか、ちょっと心配ですね(笑)」。

このように完全な素の表情も見せる生駒だが、映画中盤ではこれまでずっと隠してきたある真実を告白する。「たぶん世間の私に対するイメージって“明るくて活発な子”だと思うんです。でも私はすごく根暗な人だったし、過去の自分と現在の自分が二重人格者レベルでまったく違うんです。映画を見ていただければ『そういうことだったのか!』って納得していただけると思います」。

この告白について「私の気持ちや考えを知ってほしかった」という生駒。「自分のことをここまで深く掘り下げて取材される機会がなかったので、この映画のために取っておいたと言っても過言ではないぐらい、今まで隠してきたものを全部出している。もう自分のそういうことは語らないし、見せないと思います」。過去の自分と向き合い、新たな一歩を踏み出すためにも、この映画は彼女にとって良いタイミングだったのかもしれない。

映画には生駒が珍しく怒りの感情を噴出させる瞬間も収められている。獲得した票数の順位によって配役が決まるミュージカル「16人のプリンシパル」の舞台裏を記録したシーンだ。「この舞台の公演期間中に初めて感情が爆発して、メンバーのまっちゅん(松村沙友理)とケンカしました。アイドルの大変さ…というか、周りからの評価にさらされることにだんだん気づき始めたんです。プロとして未熟だったんですけど、毎日の舞台をこなすのがすごく大変でしたね」。

このシーンを改めて振り返る生駒の言葉からは、メンバーへの愛情が伝わってくる。「『16人のプリンシパル』はメンバーみんなが、プロとして一生懸命考えていく過程を体験していた時期だったんです。映画を見たら、みんなにも悲しいこと、苦しいこと、辛いこと、悔しいことがあって、それを乗り越えて今の活動をしているとわかると思う。『私だけじゃない。みんな一緒だ』と」。

最新シングル「太陽ノック」で約2年ぶりにセンターに復帰した生駒。この発表があった5月12日、彼女はブログに「メンバー全員で乃木坂46」と綴った。この映画を経て、彼女のグループに対する思いはますます強くなったに違いない。【取材・文/トライワークス】

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