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ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジョニデ親子との共演に感激!

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ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジョニデ親子との共演に感激!

『ドグマ』(99)などの監督で、個性派俳優でもあるケヴィン・スミスの監督作『Mr.タスク』(7月18日公開)に出演したハーレイ・ジョエル・オスメントにインタビュー。ご存知、『シックス・センス』(99)や『A.I.』(01)で天才子役の名を欲しいままにしていたハーレイも、気づけば貫禄たっぷりの27歳となっていた!ハーレイに、ジョニー・デップたちとの共演エピソードについて聞いてみた。

ハーレイは日本が大好きで、昨晩は日本酒も堪能したようだ。「もう初来日から10年以上経っているけど、これまで5、6回来日しているよ。お気に入りの場所だから、いつか日本でもロケなどができたら良いなと思っている」とリップサービス。

『Mr.タスク』は、ある老人(マイケル・パークス)の取材をしにいった青年(ジャスティン・ロング)が、そのまま幽閉され、セイウチにされてしまうという異色のホラーコメディだ。ハエ人間やムカデ人間も強烈だったが、セイウチ人間という発想もかなりシュール。ハーレイは、誘拐され、セイウチ人間にされる青年の親友役を演じた。

「真夜中に、NYのレストランで脚本を読んだけど、すごく可笑しかったし、ええ!?と驚いたりもしたよ」と興奮しながら語ってくれたハーレイ。

セイウチ化するジャスティン・ロングについて「ジャスティンは、すごくじめじめと湿った現場で、撮影をしなければいけなかったから大変だったと思う。セイウチの頭をつける特殊メイクだけでも3時間かかったそうだから、それを毎日やっていたなんて本当にすごい」と感心する。

本作で特筆すべきなのは、ジョニー・デップが事件のカギを握る重要人物の役柄にてノンクレジットで出演し、娘のリリー=ローズ・メロディ・デップと父娘共演を果たしている点だ。ジョニーは付け鼻をしていて愛嬌たっぷりである。

ハーレイは以前からジョニーの大ファンだったが、今回は初共演で初対面となった。「本当に信じられないくらいのチャンスだった。長いシーンもあったし、3日間フルに撮影できたのは素晴らしい経験だった。彼は本当に親切で腰が低い。すごく謙虚な方だったよ」と、ジョニーの人柄を称える。

実は、『Mr.タスク』には、ケヴィン・スミスの娘、ハーレイ・クイン・スミスも出演しているが、彼女とリリー=ローズ、ハーレイ・ジョエル・オスメントは、その前に撮影したというケヴィン・スミス監督作『ヨガ・ホーサーズ(原題)』でも共演しているので、すっかりチームになっていたそうだ。

「ケヴィンとジョニーがそれぞれ自分の娘たちを見ていて、とても雰囲気の良い現場だった。(ジョニーのパートナーの)アンバー・ハードも現場にいたし、ジョニーは、すっかり家庭人という雰囲気だったよ」と笑顔で話してくれた。

最後に、ハーレイに、今後の役者としての展望について尋ねてみた。「僕はNY大学で演技を勉強したけど、とりあえず目の前の役柄、演技に集中することをずっとやってきた。将来的にはアクションをやってみても面白いかなと思っている。いろんなことにチャレンジするのは大変だけど、とても楽しい。今回も全然違うテイストの映画に出演できてすごく良かったと思う」。

常に笑顔を絶やさず、インタビュアーの目をきちんと見ながら質問に答えてくれたハーレイ・ジョエル・オスメント。癒し系の人柄が好感度大である。今後も役柄などで守りに入らず、どんどん攻めていってほしいと、心から願う。【取材・文/山崎伸子】

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