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キャサリン妃は16世紀の王妃たちのコピー?学者が指摘

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キャサリン妃は16世紀の王妃たちのコピー?学者が指摘

英王室に新たな風を吹き込んでいると言われているキャサリン妃は、実は16世紀の王妃たちとまったく同じことをしており、王室の女性を中世まで逆行させているとオックスフォード大学の学者が指摘している。

「私が非常に興味深く感じるのは、キャサリン妃は16世紀の王妃たちならこうしただろうと思うことばかりしているということです」とヘレン・ワタナベ=オーケリー教授が英紙デイリー・メールに話している。

同教授は、歴代の英国王室の外国人王妃たちの文化的影響を研究しており、「その役割は全く変わっていません。キャサリン妃の場合は民間のミドルクラスの出身で、英国人だとしても」と語り、「ショーウィンドウのマネキン」「子供を産むためだけの存在」とキャサリン妃を呼んだことがある作家のヒラリー・マンテルと同調することを言っている。

また、外国人だった中世の王妃たちに比べると、キャサリン妃はいまひとつ文化的な影響力がないという。「第二次世界大戦まで、国王が結婚する時、お妃は外国からやって来ました。彼女たちはお抱えの牧師や音楽家を連れて来て、海外の本や宝石、ファッションや家具などを持ってきて英国の文化に影響を与えました。また、演劇のジャンルや思想、異なる宗教などの無形のものも英国に紹介したのです」と同教授は語っている。

キャサリン妃もファストファッションのアイコンとしては知られているが、中世の王妃たちのように真新しいものを社交界に紹介しているわけではない。

記事を掲載したデイリー・メール紙電子版の読者コメント欄には、「ダイアナ妃のようなスターがいたから、どうしてもキャサリン妃は退屈に見えるよね」「本人が専業主婦になりたいんだったら、それでいいじゃない」「キャサリン妃が王室に与えたものは2人の子供と請求書の山」「子供を育てるのは大変な仕事。伝統的な女性の仕事を軽視するな」などのコメントが寄せられている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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