声優M・A・Oが浅沼晋太郎の「不器用な男らしさ」にうっとり!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
声優M・A・Oが浅沼晋太郎の「不器用な男らしさ」にうっとり!

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声優M・A・Oが浅沼晋太郎の「不器用な男らしさ」にうっとり!

石ノ森章太郎の『サイボーグ009』と永井豪の『デビルマン』がコラボを果たした『サイボーグ009VSデビルマン』の初日舞台挨拶が10月17日に新宿バルト9で開催され、声優の浅沼晋太郎、M・A・O、川越淳監督が登壇。浅沼は「これだけ様々な方が作品に触れてくれるというのはうれしいし、光栄」と幅広い年代が駆けつけた会場を見渡しながらコメント。「お祭りと言っていいのかわからないくらいインパクトの強い作品です」と力強く語った。

『デビルマン』のデビルマン=不動明の声を演じた浅沼は「変身ヒーローということを意識して演じました」と役に込めた思いを告白。「冒頭からクライマックスのよう。暴走機関車に乗せられたと思って、巻き込まれてください。『マッドマックス』みたいな感じ。90分ぶっちぎりますから!」とその勢いに注目してほしいと話す。

一方のM・A・Oが演じるのは、『サイボーグ009』のフランソワーズ・アルヌール役。M・A・Oは「(フランソワーズは)優しい母性のある方というイメージ。ない母性を振り絞って演じました」と“母性”が鍵だったそう。また、浅沼のデビルマンの印象を聞かれると、「不器用な男らしさ、荒っぽい感じがあった」と口火を切り、「浅沼さんがとても優しいお母さんみたいな感じがあるので、不動明さんを演じているのをみて『うわあ、かっこいい!』と思いました」とそのギャップに惚れ惚れとしていた。

大御所に囲まれたアフレコ現場となったが、浅沼は「僕もそんなに声優歴が長い方ではないので、プレッシャーでわけのわからないことになっていた」と述懐。「デビルマンを演じるにあたってワイルドに野獣のように役をつくってはいたのですが、小山剛志という005を演じる方がいらっしゃるので。『この方の前でこんな声を出すのか』と思った」と恐縮しきりだった。

川越監督は「聞きどころとして、音楽の作り方がフィルムスコアといって画面が完全に編集された段階で作曲家の方に渡している。画面とのシンクロ率がすごい高い」とアピール。これには浅沼もM・A・Oも「知らなかった!」と驚きの表情を見せていた。【取材・文/成田おり枝】

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