“ポストブラピ”と呼ばれたイケメン若手俳優のその後は?

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“ポストブラピ”と呼ばれたイケメン若手俳優のその後は?

現在公開中の新生『スター・トレック』で、“ポストブラピ”と騒がれているのが、主人公のカークに扮したクリス・パインだ。なるほど、端正な顔立ちからそう呼ばれるのもわかる。

ご存じ、ブラッド・ピットは今もなおハリウッドのイケメンスターのアイコンだ。なので、ブラピにあやかり、“ポストブラピ”として売り出される新人スターがわんさかいる。後に消えていった俳優も多いが、今も第一線で活躍しているスターたちも実はけっこういるのだ。

今回は、以前に“ポストブラピ”と呼ばれていたスターたちの今を見てみよう。題して「ポストブラピ、あの人は今!」

■ジョシュ・ハートネット ―― ポストブラピ時代は『パラサイト』(98)、『パールハーバー』(01)で来日した頃。その後、キャリアは順風満帆だ。素顔は素朴で、良くも悪くも“毒”がない。『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(6月6日公開)では主演なのに、話題性でイ・ビョンホンとキムタクに食われてしまった。でも、温和なジョシュは気にしな〜い。

■コリン・ファレル ―― ポストブラピ時代は出世作『タイガー・ランド』(00)出演時からしばらくの間。ブラピに男性ホルモンを大量投与したような“濃さ”がブラピファンには不評だった。その後『フォーン・ブース』(03)、『リクルート』(03)、『S.W.A.T.』(03)が大ヒット。私生活ではセックス・ビデオ流出事件や、テレホン・セックスの従業員との裁判沙汰など、“暴れん坊”ぶりが有名。

■アシュトン・カッチャー ―― ポストブラピ時代は『ジャスト・マリッジ』(03)の頃。2003年米ピープル誌が選ぶ「もっとも魅力的な独身男性」にも選ばれた。その後、衝撃作『バタフライ・エフェクト』(04)が大ヒット。『最後に恋に勝つルール』(05)、『ベガスの恋に勝つルール』(08)などのロマンティックコメディで人気者に。彼独自の恋のルールで16歳年上の女房デミ・ムーアをゲット。

■ベニチオ・デル・トロ ―― ポストブラピ時代は『ユージュアル・サスペクツ』(95)の頃。今より細く、確かにブラピと似ていた。その後、『トラフィック』(00)でアカデミー賞助演男優賞を受賞、『21グラム』(03)で再びアカデミー賞助演男優賞の候補に。「目が合っただけで妊娠する」(日本の某宣伝マン談)というセクシーさも売りだ。チェ・ゲバラに扮した『チェ』2部作(08)で男性ファンの支持率もアップ!

※もうひとがんばり■キップ・パルデュー ―― ポストブラピ時代は『タイタンズを忘れない』(00)や『ドリヴン』(01)などの大作でブレイクした頃。元アメフト選手のがっちりバディもイカしてた。その後、あまりパッとせず、今はドラマのゲスト出演で見る程度。日本では『サラ、いつわりの祈り』(04)以来映画は公開されていないが、端正なルックスを活かして再ブレイクを期待したい。

こう振り返ってみると、“ポストブラピ”という称号の効果はまんざらでもなさそうだ。現在のイチオシであるクリス・パインは今後どう化けるのか? 今後の動向も見守っていきたい。【MovieWalker/山崎伸子】

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