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鶴瓶がナレーション作品の監督に怒り「顔を見るのもイヤ」

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鶴瓶がナレーション作品の監督に怒り「顔を見るのもイヤ」

映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』(2016年1月15日公開)の公開アフレコが11月12日に都内で開催され、日本語ナレーションを担当する笑福亭鶴瓶と木村文乃が出席。鶴瓶が動物の名前のイントネーションに四苦八苦し、「触覚を切られた昆虫みたいになってもうた」とため息まじりに語った。

本作は、『オーシャンズ』のジャック・ペラン&ジャック・クルーゾ監督が2万年にわたる人類と自然の歩みを描く壮大なネイチャー・ドキュメンタリー。アフレコで鶴瓶は、“クマ”というイントネーションに苦労することしきり。せっかく完璧に吹き込めたにも関わらず、機材トラブルに巻き込まれてやり直しを求められる一幕もあり、「どうなっとんの俺のときだけ!いじりすぎやろ!」と猛抗議をして、会場の笑いを誘っていた。

「大阪弁でもOK」とのことで、オファーを受けたという鶴瓶。しかしながら現場では、「学術用語は標準語でなければいけない」という監督や監修の先生からの複雑なオーダーがあったそうで、“イヌ”“イノシシ”“クマ”というイントネーションには特に苦労したとか。「今(のアフレコ)も叱られてたでしょう。ほぼ、6時間くらいケンカしてましたからね」と述懐。「いじめられているみたいで。もう顔を見るのも嫌です」とクレームを入れ、これには監督・監修の先生も大爆笑だった。

木村は「(ナレーションは)憧れていた仕事だったけれど、あまりに大きな作品のお話でポカーンとしてしまった。だんだん実感が湧いてきて、『これはただごとじゃないぞ』と。すごい準備をしました」と憧れの仕事だっただけに、強い意気込みで挑んだという。

動物たちの自然な姿を捉えた映像に驚かされたという二人。鶴瓶は「僕は孫もいますけど、本当に2歳ぐらいの子どもも見れるし、僕らみたいな年齢の大人でも動物の動きを楽しめる。年齢関係なく見てもらいたい」、木村は「固定概念がない若い方にほど見ていただきたい。動物はそのまま生きている姿が愛おしいんだということが詰まっている。最後に希望もある、すべてのことを前向きに受け入れらるような温かい作品」と力強くアピールしていた。【取材・文/成田おり枝】

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