“μ's”は紅白出場!アイドルアニメ活況の2015年を振り返る!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
“μ's”は紅白出場!アイドルアニメ活況の2015年を振り返る!

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“μ's”は紅白出場!アイドルアニメ活況の2015年を振り返る!

今年も公開前から話題を集めた作品が多かったアニメ映画。そのなかで、トレンドとして今年を象徴するジャンルとなったのが、アイドルをモチーフにした作品だ。

『ラブライブ! The School Idol Movie』は累計興収28億円突破の大ヒットに
『ラブライブ! The School Idol Movie』は累計興収28億円突破の大ヒットに[c]2015 プロジェクトラブライブ!ムービー

タイトル数だけみても、“アイドルアニメ”がいかに盛り上がっていたかがわかる。昨年は『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』『劇場版アイカツ!』の3本だけだったのに対し、今年は『ラブライブ! The School Idol Movie』『Wake Up, Girls! 青春の影』『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』『劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』『とびだすプリパラ み~んなでめざせ! アイドル☆グランプリ』『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』と6本の作品が公開された。

特に映画関係者を驚かせたのが、『ラブライブ! The School Idol Movie』の大ヒットだ。6月13日公開されると、土日2日間で興収4億円を突破し、興行収入ランキングで1位を獲得。その後も息の長いヒットを続け、公開から150日経った11月14日に累計興収28億円を突破。累計動員も200万人を超える数字を打ち立てた。現在も劇場公開中(!)だが、12月15日にはBlu-rayが発売されていて、発売初週で19万4000枚を記録。アニメ作品の初週売上としては歴代4位のヒットとなっている。

「ラブライブ!」は劇中に登場するキャラクターのかわいらしさはもちろん、まず最初にCDありきの企画ということもあり、楽曲のクオリティの高さが大きな特徴だ。12月31日(木)に放送される第66回NHK紅白歌合戦には、「ラブライブ!」に登場する9人を演じるキャストが“μ's”として初出場する。“μ's”は16年3月31日(木)と4月1日(金)の東京ドーム公演をもって解散することになったが、紅白への出場でさらにファンを増やすかもしれない。

少女たちの東京での奮闘が描かれる『Wake Up, Girls! 青春の影』
少女たちの東京での奮闘が描かれる『Wake Up, Girls! 青春の影』[c]Green Leaves / Wake Up, Girls!2製作委員会

『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』の続編として公開された『Wake Up, Girls! 青春の影』『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』は、仙台を拠点にするアイドルグループの活躍を描く物語。一方、『劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』『とびだすプリパラ み~んなでめざせ! アイドル☆グランプリ』『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』は幼児向けの玩具とともに人気を集めてきた作品だ。

【写真を見る】『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』もキャスト人気の高い作品
【写真を見る】『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』もキャスト人気の高い作品[c]2015 BNP/BANDAI, AIKATSU MUSIC AWARD

どの作品も劇中のキャストが実際にグループとしてライブを行うなど、スクリーンの中だけにとどまらない活動でファンから支持されている。本来は子ども向けの作品である『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』のミニライブ付前夜祭上映会には大きなお友だちが劇場に大挙し、ペンライトやサイリウムを振り回すほどの熱狂を見せるなど、もはや“子ども向け”とは呼べないほどのムーブメントとなった。

『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』は16年3月12日(土)から公開
『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』は16年3月12日(土)から公開[c]T-ARTS / syn Sophia / 映画プリパラ製作委員会

ずばり“アイドルアニメ”の劇場版作品は今後もヒットしていくのだろうか。16年はまだ『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』(16年3月12日公開)の1本しかアナウンスされていないが、『ラブライブ! The School Idol Movie』の爆発的なヒットに後押しされて、1つのジャンルとして確立していく可能性は十分にある。【トライワークス】

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