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イニャリトゥ監督、2年連続でアカデミー賞監督賞を受賞!

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イニャリトゥ監督、2年連続でアカデミー賞監督賞を受賞!

現地時間2月28日(日本時間29日)にハリウッドのドルビー・シアターで開催された第88回アカデミー賞授賞式。監督賞は、『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日公開)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が受賞した。イニャリトゥ監督は、昨年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続いて、2年連続の監督賞受賞となった。

本作は、熊に襲撃され、過酷な自然にさらされながらも生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話を、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化したサバイバル劇。大自然が猛威をふるう極寒の地でロケを敢行。臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技を捉えた。第73回ゴールデン・グローブ賞でも監督賞を受賞したほか、アカデミー賞では最多12部門にノミネートされた。

ディカプリオとハグをしてステージに上がったイニャリトゥ監督。「レオ、あなたこそがレヴェナント。ソウルとハート、人生をこの映画に注ぎ込んでくれた」と主演俳優に最大の敬意を表し、トム・ハーディーをはじめ、数々のスタッフ、キャストに感謝の言葉。

さらに「私は幸運です」と口火を切り、「いまだ恵まれていない人がいる。肌の色で無視されることがある。私たちは、原始的な考えから離れなくてはいけない。肌の色は髪の長さと同じくらい無意味なことなんだ」と力強く、差別や偏見に対する考えを述べ、会場から万雷の拍手を浴びていた。【Movie Walker】

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