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エイブラムス監督、『スター・ウォーズ』に同性愛者も

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エイブラムス監督、『スター・ウォーズ』に同性愛者も

現在開催中の第88回アカデミー賞授賞式は、白すぎるオスカーとして物議をかもしているが、昨今では、映画界でも、人種のみならず、性差別、同性愛者差別などに至るまで問題が波及している。

そんな中、世界中で公開2か月で20億ドルという驚異的な大ヒットを飛ばしている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス監督が、先月デイリー・ビースト紙のインタビューで、「今もこんなことを議論しなくてはいけないなんて、恥ずべきことだね。とにかくアクションを起こすべきだ」と語っていたが、『スター・ウォーズ』シリーズにおける同性愛者のキャラクターについて言及している。

アメリカ人俳優のハリソン・フォードがハンソロ役を、同じくアメリカ人女優のキャリー・フィッシャーがレイア将軍役を演じている同作では、フィン役にイギリスの黒人俳優のジョン・ボイエガを、レイ役には、イギリスの白人女優のデイジー・リドリーを主役に起用。黒人俳優を主役に起用するのも、女性がジェダイのメンバーになるのも

同シリーズとしては初めての試みだ。またポー役にはグアテマラ出身のオスカー・アイザックを起用してバランスを保っている。

有言実行で、キャラクターに多様性を持たせたことも、シリーズ最大の成功に結び付いたのではないかと言われる一方で、同作に同性愛者が出演していないことを問われたエイブラムス監督は、「同性愛者を排除しているのかと問われれば、答えはもちろんノーだ」とデイリー・ビースト紙のインタビューで語っている。

公開直前のエレン・デジェネレスのトーク番組に出演した際に、フィン、ポー、そしてレイとのロマンスについて問われたエイブラムス監督は、「3人の間に明らかなロマンスはないけれど、何が起こってもおかしくないような、微妙な関係にあるかもしれないね。何度も見てみると、ちょっとしたヒントがあるかもしれない」と語っていたが、「既にファンの中には、ジョン・ボイエガ扮するフィンとオスカー・アイザック扮するポーの間に、男の友情以上の何かを感じ取っている人もいるようで、エピソード8、9は、次なる監督にバトンタッチされているが、今後の展開が楽しみだ」と同紙は締めくくっている。【NY在住/JUNKO】

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