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二階堂ふみ、共演の大杉漣のおちゃめな一面を紹介!

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二階堂ふみ、共演の大杉漣のおちゃめな一面を紹介!

室生犀星の小説を、二階堂ふみ主演で、石井岳龍監督が映画化した『蜜のあわれ』(4月1日公開)のトークイベントが、3月2日に丸ビルホールで開催。二階堂ふみと、歌人の穂村弘、石井岳龍監督が登壇した。二階堂は共演した大杉漣について「大杉さんから、たくさん引き出しを開けていただいた」とリスペクトした。

二階堂は「現場で大先輩の背中を見ているだけで、私もちゃんと受け継いでいかなきゃいけないなと思いました。こういうふうにまっすぐ向き合っていかなきゃいけないんだなと。大杉さんや、他の先輩の方々とやれたことは財産だと思いました」と感謝した。

さらに、大杉について「とっても優しくて温かくて、チャーミング。すごくパンがお好きで、撮影のお休みの日に、漁港の方へ行き、帰りにパン屋さんですごくうれしそうにパンを選んでらっしゃった。男性としても素敵ですが、人間としても魅力的」とおちゃめな一面を紹介した。

原作小説が大好きだという穂村は、映画も絶賛する。「びっくりしました。好きな小説ですが、映像化はできないと思っていたので、生身の形で映像化されて、しかも素晴らしい金魚像でした」。

メガホンをとった石井監督も、二階堂について「100%入り切って演じきってもらったことで、フィクションの隙間がなくなった」と絶賛し、「ベストキャスト、ベストスタッフ、ベストタイミングでできて、すごくうれしく思います」とキャストやスタッフを称えた。

『蜜のあわれ』は、室生犀星が晩年に発表した同名小説の映画化作品。室生犀星自身を想起させる老作家と、彼が愛でる、少女の姿に変貌する金魚との無邪気でエロティックなふれ合いを艶やかに描き出す。【取材・文/山崎伸子】

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