「褒めが甘かった…」瑛太、佐藤浩市からおごられ損なう!?
横山秀夫によるベストセラー小説を2部作で実写映画化した『64-ロクヨン- 前編』(5月7日公開)、『64-ロクヨン- 後編』(6月11日公開)の完成報告会見が、3月7日に東京国際フォーラムで開催。
主演の佐藤浩市をはじめ、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督、原作者の横山秀夫という超豪華キャスト&スタッフが一堂に会し、作品に対する熱い想いを語った。
昭和64年に起きた少女誘拐事件、通称「ロクヨン」に主人公が挑む姿を描いた本作。主演を務めた佐藤は、「こんなに身を削った作品は久しぶりでした。それがどういうことなのかっていうのは、ぜひスクリーンで確認してもらって、高揚感に浸ってほしいなと思います」と力強くコメント。
主人公と対立する記者を演じた瑛太は、大先輩の佐藤について「クランクインする前日、佐藤さんから『全力でぶつかってこい。俺が受け止めるから』という挨拶があって、気持ちが引き締められましたね。現場では、キャスト、スタッフへの気配りを忘れず、たまに親父ギャグを言って場を和ませていたり、座長ぶりが素晴らしかったです」と褒め称えた。
これに対して佐藤は「いま瑛太が言ったことは、俺に飯を奢ってくれっていう合図だと思います。まあでも、もうちょっと褒めてくれれば旨い寿司屋だったかな(笑)」と冗談交じりに後輩をイジると、「すみません。ちょっと褒めが甘かったですね(笑)」と瑛太が答え、会場の笑いを誘った。
佐藤と初共演となる永瀬も「一番厳しい撮影スケジュールだったのに、それを現場で一切感じさせず、改めて佐藤さんの大きさを感じましたね」と絶賛し、続けて「自分のなかではスペシャルな方なので、やっと共演できて、とても幸せでした」と喜びを明かした。これには佐藤も「永瀬さんの演技を見て、演技の方向性が見えました。ご一緒できて本当によかった」と永瀬に感謝の言葉を述べた。【取材・文/トライワークス】