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成海璃子、初の官能シーンに挑む!「覚悟が必要な役でした」

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成海璃子、初の官能シーンに挑む!「覚悟が必要な役でした」

小池真理子の半自伝的小説を映画化した『無伴奏』(3月26日公開)のホワイトデープレミア試写会が3月14日に一ツ橋ホールで開催され、成海璃子、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、矢崎仁司監督が登壇。初めての官能シーンに挑んだ成海が「覚悟が必要な役でした」と胸の内を明かした。

学生運動華やかなりし1969年の仙台を舞台に、クラシック音楽の流れる喫茶店で2人の青年と出会った女子高生・響子が、恋を経験して大人の女性に成長してゆく姿を描く本作。初めてのラブストーリーで響子役を演じた成海は「最終的にすべてのものを背負って生きていかなきゃという役どころ。少し覚悟が必要な役でした」と役への思いを吐露。恋のお相手となる池松について、「池松さん演じる渉を本当に好きになろうとしていました」と本気で恋をする覚悟で臨んだという。

また池松と斎藤が、男性同士のラブシーンを演じていることでも話題だ。ちょうど一年前の撮影となったそうだが、斎藤は「寒い時期で、衣装を着ていないシーンもあって。肌と肌を触れ合わすシーンでは、相手の体温を欲して暖をとれた。人ってあったかいんだなと感じた去年の冬でした」と官能シーンで暖をとっていたことを告白。

なんでも現場では斎藤がかわいいリップクリームを塗っていたそうで、斎藤は「いろんな味を持っています。相手の方が好きそうな味を合わせていきます」と演じる相手によってリップクリームをチョイスしていたとか。すると池松は「僕、マンゴーでした」、遠藤も「私もマンゴーでした」と味を振り返り、会場の笑いを誘っていた。

最後には矢崎監督が「池松さんが『僕らは裸になればいいから、この映画は成海璃子さんの代表作にしましょう』と言ってくれた」と、池松からの男気あふれる言葉を明かし、「僕は中学一年の成海さんに恋をして、この少女が大人の女性になる場所に絶対に立ちたいと思っていた。夢が叶った。人が変化する瞬間というのは本当に美しい。少女から大人の女性になった成海さんの変化する美しさを皆さんに観てほしい」と心を込めてアピールしていた。【取材・文/成田おり枝】

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