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安田顕、妻子が「今までの仕事で一番喜んでくれた」

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安田顕、妻子が「今までの仕事で一番喜んでくれた」

人気アニメの劇場版第24弾『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(4月16日公開)の完成披露試写会が4月3日によみうり大手町ホールで開催され、共同脚本の劇団ひとり、ゲスト声優の安田顕、吉瀬美智子、レギュラー声優の矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治が登壇。安田は、本作への抜擢を11歳の愛娘が喜んでくれたといい、「娘も奥さんも喜んでくれて。少しは恩返しできたかな」と父としても誇らしい仕事となったことを明かした。

本作は、夢の世界を舞台に5歳の幼稚園児・しんのすけが大暴れする物語。安田は物語のカギとなる謎の転校生サキの父親・夢彦役を演じている。劇中と同じく娘を持つ父親だが、「(娘が)これまでで格段に、一番、喜んでくれた。心から喜んでくれて。あんなにうれしい顔をしてくれた仕事は初めてでした」と告白。国民的アニメへの参加は、家族にとってもうれしい出来事となった様子だ。

今回、高橋渉監督とともに脚本を務めたひとりは、「実写と違って、なんでもできるというのは、逆に発想が難しかった。無限にやれることがあるので大変でした」とアニメーションの映画の脚本づくりの苦労を吐露。「『クレヨンしんちゃん』ってすごい楽しい映画だけれど、打ち合わせは結構、殺伐としていて(笑)。それくらい大人が真面目になって作っている」と裏話を打ち明けていた。

夢彦の妻であり、サキの母親役を演じた吉瀬は、「ひろしさんのファンなんです。本当にかっこいい」とにっこり。のぼせっぱなしのひろしをはじめ、しんちゃん一家が「美しさの秘訣」について吉瀬に質問攻めにすると、吉瀬は「ぬか床や、酵素のジュース、玄米」とタジタジになって回答。メモを取ろうとするみさえの姿が、会場の爆笑をさらっていた。

またレギュラー声優陣も登壇したこの日。藤原が「ひろし役で大ブレイクした藤原です」と口火を切り、「毎年、当たり前のように映画が作られているわけですけれど、改めて感謝を」と演説を始めると、矢島から「長いな!もういいんじゃない!父でした」と激しいツッコミ。さすがのチームワークを見せつけて、会場から拍手を浴びていた。【取材・文/成田おり枝】

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