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「圧迫感あった」樹木希林節に阿部寛がタジタジ

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「圧迫感あった」樹木希林節に阿部寛がタジタジ

第​69​回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への出品が正式決定した、是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』が、5月21日(土)より全国公開される。それに先駆け、スペースFS汐留で5月8日に「母の日トークイベント」が開催。阿部寛と樹木希林、本作の主題歌を歌うハナレグミと是枝裕和監督が​舞台挨拶を行った。

『海よりもまだ深く』に出演する樹木希林と阿部寛
『海よりもまだ深く』に出演する樹木希林と阿部寛

本作は、ダメな中年男とその元妻と息子という不器用な家族の姿を描いた家族ドラマ。台風でひさびさに一夜を一緒に過ごす事になった家族の思いを映し出す。叶わぬ夢を追い続ける主人公を阿部寛、その元妻を真木よう子、主人公の母親を樹木希林が演じる。

同イベントで、樹木は「この映画は、誰も尖ってないから良い。私1人が尖っているという感じ。この衣装は嫌だとか言う女優はいなかったですし。ほとんど寝巻きか外出着か分からないような衣装でした(笑)」とコメント。

また、共演者については手厳しく、「(阿部は)圧迫感がありました。空気の薄い小さな部屋に、こんな似ても似つかない息子が来るんだもの」とコメント。これには阿部もタジタジに。「でも、お風呂のシーンでは、小さなお風呂にギューッと入って。ローマ風呂に入ってたのに可哀想と思っちゃった」と、映画『テルマエ・ロマエ』を持ち出したお茶目なコメントで会場から笑いを誘っていた。

最後に、自分の“ダメ男”エピソードを問われると、阿部は「25歳まで実家にいたんですが、母の日にカーネーションとか渡したことがなかった。母親に対してはわがままだったり、冷たかったりしたときもありましたね」と後悔。“暫定的な母”宣言をした樹木に200本のカーネーションをプレゼントし、笑顔を見せた。【取・文/平井あゆみ】

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