押井守監督『ガルム・ウォーズ』英語版の上映が決定!
押井守が原作・脚本・監督を務め、カナダで撮影した新作『ガルム・ウォーズ』(5月20日公開)。構想に15年をかけ、『イノセンス』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など数々の作品をともにしてきたアニメーション製作会社Production I.Gとオール北米ロケを敢行し、外国人俳優を起用。アニメーションと実写の境界線を越えた新たな映像表現に挑んでいる本作の「2バージョン上映」が明らかになり、新たな場面写真も解禁された。
『ガルム・ウォーズ』はもともと“英語版”が存在していたが、公開に際して日本語版プロデューサーに鈴木敏夫氏を迎え“日本語版”を制作。「英語版を2度3度と見ながら、台詞の内容を一切変えずに、作品の印象を一変させてみたいと考えました。それがこの仕事を引き受けた大きな理由です」と語る鈴木氏の手により、日本語ならではの繊細な感情表現や間合いによって、まったく印象の異なる作品が仕上がった。
「押井監督が悔しがるのが楽しみです(笑)」と鈴木氏も太鼓判を押す日本語版が全国で公開されることとなったが、このたび全国5大都市で、英語版の上映も決定。日本語版と英語版、同じ世界観を表現した1つの作品でありながら、言語のリズムと声の演技の違いにより、異なる2つの作品として楽しむことができる。
英語版が上映されるのは、札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ天神の5劇場。札幌シネマフロンティアのみ5月21日より上映、他劇場は5月20日から上映されるとのこと。『ガルム・ウォーズ』の魅力を深く知るために、英語版・日本語版の両方を鑑賞してみては?【Movie Walker】
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