太いシッポがフッサフサ!おデブなブサカワ猫の正体は?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
太いシッポがフッサフサ!おデブなブサカワ猫の正体は?

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太いシッポがフッサフサ!おデブなブサカワ猫の正体は?

どてっとした体、ふてぶてしい振る舞い、こちらをじーっと見つめる瞳…。丸顔のブサカワ猫の正体は、『高台家の人々』(6月4日公開)で存在感を放っているティティだ。

『高台家の人々』のヨシマサ役のオス猫・ティティ
『高台家の人々』のヨシマサ役のオス猫・ティティ

2010年1月1日生まれ、現在6歳のティティは、スコティッシュフォールドのオス。とにかく食欲旺盛で、一般的なスコティッシュと比べて特大(!)な体形が特徴的のタレント猫だ。もともとティティは保健所から連れ出された兄弟猫の1匹。もう片方がドラマなどに出演していく一方で、そのおっとりとしたマイペースな性格ゆえに、所属する動物プロダクションの70匹の猫たちに埋もれて、日の目を見ることはなかったそうだ。

いつもじっとしている性格から「自由に動く子の方が扱いやすいので、活躍の場はほとんどありませんでした」とティティの難点を語るのは、湘南動物プロダクションの坂本紀江さん。そんなティティだが、欠点かと思われた体形と性格が福となし、『高台家の人々』に出演することに。原作に登場する猫・ヨシマサにそっくりのルックスが土方監督やプロデューサーたちの目に留まり、熱烈なオファーを受けて出演が決定した。

【写真を見る】フサフサの太いシッポがかわいい!スコティッシュフォールドの中でも特大サイズ
【写真を見る】フサフサの太いシッポがかわいい!スコティッシュフォールドの中でも特大サイズ

「どうしてもこの子がいい!」というスタッフに対して、坂本さんは「どうしてこの子なんだろう?」という心配が尽きなかったらしいが、撮影が始まると杞憂に終わったと言う。「普通、猫は現場だと緊張しちゃって全然餌を食べないんですけど、この子はモリモリ食べるんですよ。その点で実は適性があったのかなって」。本来、猫が嫌がる屋外での撮影もマイペースなティティにとっては苦ではなかったようだ。

ティティの撮影が上手くいった要因として、キャストの存在も大きい。猫を6匹飼っているという大地真央をはじめ、斎藤工ら猫に理解のある共演者に可愛がられていたティティ。特に、相棒としていつも一緒にいた間宮祥太朗とはベストパートナーだったようで、「抱っこされるのが嫌いなティティも、間宮さんの腕の中では安心して身を任せていました」と厚い信頼を寄せていたという。

劇中では、間宮祥太朗と一緒のシーンが多かった
劇中では、間宮祥太朗と一緒のシーンが多かった[c]2016 フジテレビジョン 東宝 集英社 [c]森本梢子/集英社

とにかく可愛がってもらったというキャスト&スタッフに力を引き出され、一皮剥けたティティ。「見た目だけではなく、ヨシマサとティティの性格が一致しているのを監督は最初から見抜いていたんだと思います」と坂本さんもお墨付きのハマり役となった。『高台家の人々』で銀幕デビューしたティティが、また他の作品でも愛らしい姿を見せてくれることに期待したい!【取材・文/トライワークス】

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