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武田梨奈、宇和島舞台の映画公開に「胸がいっぱい」と感激!

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武田梨奈、宇和島舞台の映画公開に「胸がいっぱい」と感激!

宇和島を舞台とした映画『海すずめ』の初日舞台挨拶が7月2日に有楽町スバル座で開催され、武田梨奈、小林豊(BOYS AND MEN)、内藤剛志、岡田奈々、目黒祐樹、吉行和子、大森研一監督が登壇。ヒロインを務めた武田が「胸がいっぱいです」と会場を見渡し、感無量の面持ちを見せた。

本作は、自転車で図書を運ぶ、図書館の自転車課で働き始めた女性の奮闘を爽やかに描く青春ドラマ。武田は「人と人との和をテーマにした作品。本当にそのことを実感した」と宇和島の人々をはじめ、撮影中にたくさんの人の絆を感じることができたという。

さらに武田は「撮影中に大きなハプニングもあって、もう撮れないのかもしれないと思った瞬間もある」と告白。「その時に内藤さんが、『こういう時だからこそ、団結しよう』と言ってくださった。諦めなければきっとチャンスは訪れる。この映画はそういう思いで作り、完成した」と心を込めた。

宇和島での撮影では、食も堪能したという一同。小林は「オフの日はレンタル自転車に乗って、自転車課の3人で食べ歩きツアーをしていた。宇和島の商店街はほぼ行きつくしました」と振り返り、「撮影中に3キロ太りました」とにっこり。名物のみかんは「100個は食べた」そうで、武田も「私も1日15個くらい食べていた」と楽しそうに話していた。

夫婦役を演じたのが、内藤と岡田。内藤は「(岡田とは)恋人だったんだよね」と話して会場を驚かせ、「映画の中ですよ!」と『オキナワの少年』(83)でのことだと慌てて訂正。内藤は「どこかで役が生き続けている感じがあって。すんなりと入れました」と夫婦役も自然と演じることができたという。岡田も「20代の頃でしたね」と目を細め、「内藤さんは全然、変わらない。びっくりしました!」と内藤の若さに驚いていた。

宇和島伊達400年を記念して製作された本作。最後には武田の提案により、会場一体となって“伊達の一歩締め”を実施。笑顔と温かな空気いっぱいの舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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