戸田恵梨香、ミサミサの復活に「一番悩んだのは髪型」ツインテール進化版を提案|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
戸田恵梨香、ミサミサの復活に「一番悩んだのは髪型」ツインテール進化版を提案

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戸田恵梨香、ミサミサの復活に「一番悩んだのは髪型」ツインテール進化版を提案

大ヒット映画「デスノート」シリーズ10年ぶりの正統続編として秋に公開される『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)。とりわけ前作ファンを興奮させたのが、戸田恵梨香演じる“ミサミサ” こと弥海砂の再登場だろう。2月に東京・テレコムセンターで行われた撮影現場に潜入すると、ツインテールを連想させるような髪型の海砂を発見。戸田自らアイディアを出したという海砂の姿をご紹介するともに、10年後の海砂を演じる上での感慨を語ってもらった。

舞台は、デスノートで世界を変えようとした“キラ”こと夜神月と、暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵“L”の対決から10年後の世界。この日は、約300人のエキストラが参加し、海砂と、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が相対する緊迫感あふれるシーンが撮影された。現れた戸田は、グレーのロングコートに黒のブーツ姿。そこには、トップアイドルから大女優へと成長した“大人の海砂”がいた。

根強いファンを持つ、海砂というキャラクター。前作ではキュートなツインテール姿が印象的だったが、大人の女性となった海砂は、頭の両サイドの高い位置に編み込みを入れたヘアスタイルを披露。落ち着いたダウンスタイルだが、どこか10年前のツインテールの名残が感じられる。

戸田にとってスクリーンデビューを果たした本シリーズへの思い入れは強く、このヘアスタイルも彼女のアイディアによるものだそう。戸田は「一番悩んだのは髪型ですね」とこだわりを明かす。「前髪を作って髪の長さも当時の長さに戻すとして、普通に下ろすと大人っぽ過ぎるような気がしました。それで次にポニーテールも考えてみましたが、現場に入ってやってみたらカッコよ過ぎるし、しっくりこなくて。現場に入って自分で髪を手でつまんでいる時に、これだ!というスタイルを見つけることができ、撮影にギリギリ間に合いましたね」。

服装は、衣装を担当した宮本まさ江と相談しながらコンセプトを決めた。なんと、戸田の私服をイメージした服装なのだという。「やはり黒と赤が海砂のイメージだよねというところから、宮本さんが(今回は)『恵梨香の普段の私服に近い気がする』って言ってくださったんです。それで自分の私服をイメージし、そこに海砂をはめ込んだら、意外としっくりくるかも! と思えて。実際には衣裳合わせのときに宮本さんが用意してくださったロングコートがいちばんしっくりきて、とても救われました。インナーもまさに私の私服のようでした」。

戸田も、海砂と同じくこの10年で大女優へと成長した。弾けた明るさを見せた前作から、今回は静かな、大人の表情をたたえているが、その海砂の内面の変化をどう感じたのだろうか?「海砂は確かに女優として成功しましたが、10年前に持っていた無防備なところや明るさ、隙はいまも彼女は持っているような気がします。それを隠し通して女優として生きるのではなく、本人もたぶんプライベートな一面も含めて外に見せる顔を作った人なんだろうと思います。そこがちょっと切ないし、改めて孤独な人だなという印象を持ちました」。

続投への並々ならぬ思いを、こう話す。「今回の参加は恐怖の方が強かったです。スクリーンデビューさせていただいた作品なので、思い入れは強くて。原点に帰るような気持ちでした。言葉にすると『かけがえのない作品』ということになりますが、そのような言葉では表現できない、胸がキュンとなるような作品です」。是非とも、大人になった海砂の姿。彼女に待ち受ける運命を目撃しほしい。【取材・文/成田おり枝】

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