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『G.I.ジョー』のキャンペーンがちょっとスゴイ件

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『G.I.ジョー』のキャンペーンがちょっとスゴイ件

映画『G.I.ジョー』(8月7日公開)のプロモーションが、まことしやかに話題となっているのをご存知ですか?

何がどう話題かって? それは、異様に“はっちゃけて”いることです。「とにかく目立ちたい!」という熱気と勢いを感じる“ダジャレ”満載の彼らのプロモーション。そのはじけっぷりを紹介していきましょう。

まずはJリーグ・ガンバ大阪とのコラボ企画から。「なぜガンバ? この映画の舞台って大阪だっけ?」と疑問に思うかもしれません。が、よーく考えれば、ピンと来るかも。本件、ガンバの「G」と『G.I.ジョー』の「G」をかけたコラボ企画なのです。テーマは「ガンバ愛情」。G(ガンバ)I(愛)ジョー(情)! なんて無理やりな! 大阪らしいコテコテギャグです。

お次は「B.I.ジョー」。テレビ東京系の番組「おねだり!!マスカット」でお馴染みのユニット「恵比寿マスカッツ」との、これまた異色のコラボレーションです。そしてネーミングの由来は「B.I.(美)、ジョー(女)」。またダジャレ? 担当は相当なダジャレ好きとみた。

でも、これまたビジュアルはびっくりするくらい超本気、超本格的なのです。その名のとおり、リーダーの蒼井そらさん筆頭に美女をズラリと揃えた、この「B.I.ジョー」。公開ロケでは、作品に登場するセクシーすぎるテロリストのバロネスを意識したセクシー・ボンテージ姿を披露。映画のキャッチフレーズさながらの「刺激的」なプロモーションとなっております。

さらに、「G.I.ジョー」をそのままイニシャルに活用した「グレート・インターネット・ジョー」というページも公式サイト内に登場。こちらは、『G.I.ジョー』を応援するWEBサイトをズラリと並べたキャンペーンとなっています。グレート・インターネット…。英語を習い始めの中学生でもそんな言い方しない気が。とはいえ「ガンバ愛情」や「B.I.ジョー」に比べれば、多少はムリヤリ感が抑えられている気も・・・。しかしながら当て字路線はかたくなに守られている模様です。

そして、7月30日には新しいキャンペーンがスタート。4つのアクション動画に名前をつけようという大喜利タイプの企画で、その名も「G.I.ジョー 真夏のスペシャル予告編プロジェクト 衝撃映像ネーミング選手権」(長い!)。珍しく当て字路線ではないものの、花火があがっているビジュアルを見ると、他の企画には負けない勢いとハイテンションさを感じます。名前をつけるべき映像ももちろん、カッコよくてかなり刺激的なのですが、よく見ると一番刺激的なのは例として用意されているサンプル名称。

体をひねりながら弾丸をかわすアクションを「ローリングハイパー弾よけ」「ミサイル・スカシーヌ」と名付けたり、窓をぶち破って列車内に頭から飛び込むアクションを「ジャンピングハイパー飛び込み乗車」「突然ボンジュール」と呼んだりと、ハイテンションすぎじゃない?と突っ込みたくなるようなサンプルばかり。

優秀作は、命名者の名と共に実際に予告動画で使用されるとのことなので、「こんなダジャレばっかり言っている宣伝マンには負けない!」という腕に覚えのある方は参加してみてはいかがでしょう。

という具合で、何もかもがムリヤリな『G.I.ジョー』のプロモーション。「誰がどう考えたんだ?」と、戦略会議の現場を覗きたくなるような企画のオンパレードですが、ブログやSNSでの反応はおおむね上々。ひとまずは成功と言えそうな様子です。とはいえ、真の勝利はもちろん映画のヒット。数々のムリヤリ戦略が功を奏すかどうかは、8月7日の公開日までのお楽しみ。【MovieWalker】

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