『クレヨンしんちゃん』DVDが売り上げ記録を更新中

2002年4月に劇場公開され、DVD化からもうすぐ6年が経つ『クレヨンしんちゃん　嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦』。そのDVDが、いま再び売れている。

長らくランク外だったものの、本作を実写映画化した『BALLAD　名もなき恋のうた』(09)の公開とともに再びランクインし、DVD総合で100位前後をキープ。さらに、9月20日に原作者の臼井儀人さんが登山中に事故死した悲報が伝えられると、DVDの売り上げが急上昇し、9月29日発表のオリコンDVD総合ランキング(10月5日付、集計9月21〜27日)で48位となり、これまでの最高位73位を5年10か月ぶりに更新した。

本作は子供だけでなく、大人が観ても感動する物語が評判を呼び、興収13億円をたたき出す大ヒットに。また、第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞に輝いたほか、戦国時代を舞台にした映画で、これほど時代考証のしっかりした作品はないと歴史通もうならせるほどの秀作でもあるのだ。

また、本作同様に傑作と評判の高い『クレヨンしんちゃん　嵐を呼ぶモーレツ！オトナ帝国の逆襲』(01)も総合247位へとランクアップしている。

臼井儀人さんの悲報は多くのファンにとって悲しい出来事だったが、テレビ朝日は今後もテレビアニメの放送続行を決定。これからの子どもたちも『クレヨンしんちゃん』を観ることができることになった。今後もしんちゃんは人々の心の中で生き続けることだろう。【トライワークス】