最新映画ランキング - 全米映画
2023年3月13日
発表(毎週火曜更新)
2023年3月10日~2023年3月12日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『Scream VI』『クリード 過去の逆襲』『65』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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Scream VI
公開未定-0週末興収$44,500,000
累積興収$44,500,000
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1
週末興収$27,172,435
累積興収$101,357,709
ロッキーのライバルであり盟友でもあるアポロ・クリードの息子、アドニス・クリードを主人公とした「クリード」シリーズ第3弾。前2作に続きアドニス・クリードを演じるマイケル・B・ジョーダンが、初めて監督を務···もっと見る
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65
公開未定-0週末興収$12,300,000
累積興収$12,300,000
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2
週末興収$7,000,000
累積興収$197,978,428
身長わずか1.5cmのヒーロー、アントマンの戦いを描いた「アントマン」シリーズ第3弾。シリーズ前2作を担当したペイトン・リードが監督を続投するほか、主演のポール・ラッドをはじめ、エヴァンジェリン・リリ···もっと見る
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Cocaine Bear
公開未定-0週末興収$6,200,000
累積興収$51,660,445
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Jesus Revolution
公開未定-0週末興収$5,175,000
累積興収$39,453,451
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Champions
公開未定-0週末興収$5,150,000
累積興収$5,150,000
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6
週末興収$2,700,000
累積興収$674,697,185
神秘な惑星パンドラを舞台に、人類とパンドラの先住民のDNAを組み合わせるアバター・プロジェクトを取り巻く物語を描いた『アバター』の続編。前作から約10年後の物語を、ジェームズ・キャメロンが監督、脚本、···もっと見る
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4
週末興収$1,891,429
累積興収$12,088,204
家族を鬼に殺され鬼と化した妹・禰豆子を人間に戻す方法を探す竈門炭治郎らが鬼と激闘を繰り広げるTVアニメ『鬼滅の刃』の第3期『刀鍛冶の里編』が2023年4月より放映されるのに先駆け、第2期『遊郭編』の第···もっと見る
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8
週末興収$1,650,000
累積興収$179,626,905
「シュレック」シリーズに登場するキャラクター、“長ぐつをはいたネコ”ことプスにスポットを当てた「長ぐつをはいたネコ」シリーズ第2弾。『クルードさんちのあたらしい冒険』のジョエル・クロフォードがメガホン···もっと見る

3月に入って春の大作シーズンが到来した北米の映画界。その先陣を切るようにして公開された「クリード」シリーズの最新作『クリード 過去の逆襲』(5月26日日本公開)が、先週末(3月3日から5日)の北米興収ランキングを制した。
シルベスター・スタローン主演の「ロッキー」シリーズの精神を受け継ぎ、ロッキー・バルボアの永遠のライバルであるアポロ・クリードの息子アドニス・クリードを主人公にした「クリード」シリーズ。アドニス役のマイケル・B・ジョーダンが自ら監督を務め、スタローン演じるロッキーが登場しない今作は、アドニスが少年期に犯したあやまちによって刑務所に入れられたデイミアンが、アドニスへの復讐を誓ってリングに立つというストーリーが展開する。
4007館で公開され、3日間の興行収入は5837万ドル。シリーズ1作目の『クリード チャンプを継ぐ男』(15)はオープニング興収2962万ドル、2作目の『クリード 炎の宿敵』(18)はオープニング興収3557万ドルだったので、右肩上がりにそれらを大きく上回る好発進。前2作とも最終興収は1億ドルを突破しており、また歴代のボクシング映画の最高興収は『ロッキー4/炎の友情』(85)の1億2787万ドル。本作が新記録を樹立する可能性は非常に高いだろう。
この『クリード 過去の逆襲』でデイミアン役を演じているのは、2位にランクインした『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(日本公開中)で今後のMCUの重要なヴィランとなる征服者カーン役を演じたジョナサン・メジャース。
同じ俳優の出演作が北米興収ランキングでワンツーを飾るケースは意外と珍しいようで、両方主演作だったケースではジェシカ・チャスティンが2013年1月に『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)と『MAMA』(13)で、レオナルド・ディカプリオが1998年3月に『タイタニック』(97)と『仮面の男』(98)で達成している。今回のメジャースは、どちらも“敵役”という非常に珍しいパターンでそれを達成したことになる。
4位には『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(日本公開中)が初登場。1774館で1011万ドルという興収は、2021年4月に北米公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)と比較すれば半減近い興収にはなるが、テレビシリーズ前期の終盤+新シリーズ第1話の劇場上映であることを考えれば上々の成績。初日のデイリー興収では『クリード』に継ぐ2位の成績を叩き出しており、アメリカでも“鬼滅人気”が高いことをあらためて証明する結果となった。
文/久保田 和馬
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