BEST MOVIES「映画人が選ぶ、ベスト映画2022」 - MOVIE WALKER PRESS
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BEST MOVIES

「映画人が選ぶ、ベスト映画2022」

2022年にMOVIE WALKER PRESSを彩ってくれた方々を中心に、
2023年の新作プロジェクトにも期待がかかる
監督・俳優・映画人にアンケートを実施。
今年グッと来た映画またはテレビシリーズとその理由も教えてもらいました。
回答は順次アップデート予定。気になる人の回答をお楽しみに!

※回答は順次アップデート予定です。

赤坂アカ

赤坂アカ

作家

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いつか『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のリメイクが観たい!

今年の公開作ではなんと言っても、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』です。「スパイダーマン」シリーズはずっと追っているんですが、本作はこれまでのシリーズのなかでも至高の作品だなと思っています。僕は『スパイダーマン:ホームカミング』が公開された時に、「これはおもしろい」ととても感動して。コメディとしても楽しめるし、大人になっていくスパイダーマン像というものにもすごくキュンとしました。僕ら人間は愚かだけれど、そこに寄り添ってくれる作品の一つが本シリーズなのかなという気もしています。ダサくてカッコ悪くて人間味のある主人公が、テンポよく描かれている点が大好きです。
『すずめの戸締まり』もとてもおもしろかったのですが、新海誠監督の作品のなかでも一番好きなのが『天気の子』で、今年も観返しました。新海監督は空の描写にパワーを注ぐ監督でもありますが、天気をテーマにした本作の空は、絵的にもめちゃめちゃきれいでしたよね。主人公たちが空から落ちてくるシーンも、驚くような爽快感がありました。また新海監督のダークさが表れている点、そしてセカイ系の流れを汲んでいるところも大好きです。「彼女と世界のどちらを救うのか?」という選択は、オタクの永遠の命題だと思いますが、本作でそれに対する新海監督の答えを見たような気がしています。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは、「自分が生まれる前に、すでにこんなに完成度の高い作品があったんだ」と思わされるような作品で、いま観てもまったく古さを感じさせません。極限まで無駄を削ぎ落とした“エンタメの塊”のような作品が40年近く前に誕生していたと思うと、物書きとしても「シナリオ論ってこの時点で完成していたんだ」と驚かされます。誰かがリメイクをしようとしても、これ以上よくはなりようがないですよね。あえて好きな順番をつけるとしたら、『1』『3』『2』の順かな。未来を描いた『2』は、もしかしたらリメイク可能かもしれない。いまの技術を持ってしたら、すごい近未来像が描けるかもしれないですね。そう考えると、いつかそのリメイクを観てみたいです!

Profile

1988年生まれ、新潟県出身。2015年5月より、「ミラクルジャンプ」にて「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の連載を開始。2016年3月より発表の場を「週刊ヤングジャンプ」に移し、自身初の週刊連載をスタートさせた。累計発行部数2200万部を突破する大人気を博した同作の連載は、2022年11月に終了。2020年4月からは、「週刊ヤングジャンプ」にて横槍メンゴとタッグを組んだ「【推しの子】」の連載が始動。原作家としても活動している。原作を務めた『かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-』が特別上映中。

朝野ペコ

朝野ペコ

イラストレーター

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3作品の共通点は「世間に理解されない関係」を描いていることです

『メタモルフォーゼの縁側』は原作の大ファンで観にいきました。自分の想像を遥に超える再現度で、映画としての魅せ方がすばらしいと思いました。『まともじゃないのは君も一緒』は2人の会話劇、音楽の入り方、オープニングとラストシーンの対比も大好きです。『あちらにいる鬼』は率直に「美しい映画」という印象を持ちました。一筋縄ではいかない大人の恋愛ですが、ピュアで色気のある寺島しのぶさんのお芝居に圧倒され、観賞後はしばらくぼーっとしてしまいました。3作品の共通点は「世間に理解されない関係」を描いているということでしょうか。世間の目に触れない場所で自分たちだけがわかることを密かに楽しんでいる。この世界には誰にも知られることのない2人だけの物語があって、それはSNSでも覗くことができないささやかなシーンの数々です。主人公はその出会いにより少しだけ軌道を変える。ラストはどれも美しく、すべてを受け入れてもらえるような優しい気持ちにさせてくれる3作品です。

Profile

兵庫生まれ大阪在住。書籍や雑誌、広告等のイラストレーションを手掛ける。最近手掛けたイラストに、22年秋で55周年を迎えたMBSヤングタウン記念Tシャツ、Filmarks10周年記念オリジナル ロングスリーブTシャツ、書籍「アイデアがあふれ出す不思議な12の対話」、北九州市科学館「スペースLABO」壁画グラフィック、神山羊「Summer Time feat.池田智子」の配信ジャケットなど多数。12月に販売された伊藤さとりの著書「映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選」では、カバーと映画のイラスト100点を手掛けた。

生田絵梨花

生田絵梨花

俳優

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いつか私も、こんな作品に出演してみたいと思いました

歌を題材にした『コーダ あいのうた』は、自分も歌を歌うので気になっていました。私の周りでも「あの映画最高だった」「あの映画絶対観た方がいいよ」という声が本当に多い作品です。『ミーン・ガールズ』は、私が2023年にミュージカル版で主演をさせていただくので、ぜひ皆さんにも観てほしい作品です。スクールカーストが描かれていているんですが、少しブラックに思えるような内容もコメディーとして笑えて、チャーミングです。2015年に公開した、佐々木蔵之介さんと永作博美さんが主演の『夫婦フーフー日記』も今年観ました。お2人の掛け合いがものすごくおもしろくて、心を鷲づかみにされるような作品です。いつか私も、こんな作品に出演してみたいと思いました。

Profile

1997年1月22日生まれ、ドイツ・デュッセルドルフ出身、女優。2011年より乃木坂46の中心メンバーとして活躍し、2021年末にグループを卒業。在籍時から「レ・ミゼラブル」や「ロミオ&ジュリエット」など、数多くのミュージカルにも出演。2023年1、2月上演のミュージカル「MEAN GIRLS」では主演を務める。映画では『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(21)、『コンフィデンスマンJP 英雄編』(22)、『Dr.コトー診療所』(公開中)などに出演のほか、『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』(公開中)では声優も担当した。

伊藤さとり

伊藤さとり

映画パーソナリティ

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映画とは“人を知る事”だと思っています

『ハケンアニメ!』は何度でも観たくなる映画でした。人と人が互いを尊敬し同じ志を持って一緒に何かを作れば、その魅力は100倍になると作品の完成度からも気づかされました。そして、セリフの一つ一つがとにかく胸に刺さる!『ブルー・バイユー』は、俳優・監督のジャスティン・チョンの作品。幼い頃に養子として韓国からアメリカにやってきた男性が、家族のために仕事をしたいのに移民というだけなのに仕事ができず、ある時、警官とのトラブルから国外追放されてしまう。差別を描いているものの、この映画は最初から最後まで“愛”を信じている純度の高さが美しい作品。『ニトラム/NITRAM』は、無差別銃乱射事件を起こした若者の実話を描いているのですが、実は殺害シーンなど残虐な描写が一つもなく、その行動に到るまでの心理的過程を描いているんです。私は、映画は“人を知る事”だと思っていて、それらは“深層心理”を描いた作品でした。

Profile

映画評論・映画パーソナリティ・心理カウンセラー。邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当する。心理学的な視点からも映画を解説。「ぴあ」、「otocoto」、「GLOW」、「LANDOER」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」(CX)、「ひるおび」(TBS)での映画コーナーなど、幅広いメディアで映画を紹介している。著書に映画の愛のセリフを100点まとめた、「映画のセリフでこころをチャージ 愛の告白100選」(ムービーウォーカー・KADOKAWA)が発売中。

プロフィール写真:[c]2022 ITO SATORI

稲垣吾郎

稲垣吾郎

俳優

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俳優のお芝居に本気を感じました

女性誌で映画紹介の連載をしているので、洋画も邦画も仕事としては毎週観ているんですが、最近映画館にはあまり行けてないんですよね。いまパッと思い浮かんだ作品だと、タナダユキ監督の『マイ・ブロークン・マリコ』かな。監督を筆頭にスタッフ・キャストの皆が集まって作品を作っていく。俳優のお芝居にも本気を感じました。僕のなかの勝手なイメージでは、永野芽郁さんがああいうキャラクターを演じる印象がなかったんだけど、体当たりシーンもすごく魅力的だった。映画を観たあとに原作を読んだら、原作とまったく同じ構図で撮っていたりして。ラジオのゲストとして来てもらったタナダ監督から撮影の舞台裏も伺いましたが、ロケーション探しや天候の調整もかなり大変だったそう。それでも実際に撮影された映像は神掛かっていて、本当にすばらしかったです。

Profile

1973年12月8日生まれ、東京都出身。91年CDデビュー。2017年「新しい地図」をスタート。2010年に映画『十三人の刺客』での演技で第23回日刊スポーツ映画大賞・助演男優賞、第65回毎日映画コンクール男優助演賞。2019年主演映画『半世界』にて第31回東京国際映画祭で観客賞、第34回高崎映画祭で最優秀主演男優賞を受賞。近年では、『海辺の映画館─キネマの玉手箱』(20)、『ばるぼら』(20)、『窓辺にて』(22)などに出演。

ヴァルディミール・ヨハンソン

ヴァルディミール・ヨハンソン

監督

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ぜひ日本映画を観ておこうと思い、観た映画です

『雨月物語』はとても美しい作品でした。でもその魅力を言葉にするのは難しい。観ている間、様々な感情が呼び起こされ、しかもその感情が“儚い”からです。幽霊が現れたりして、ほとんど超常現象のようなことも起こり、そんな要素にも惹かれました。『鬼婆』は、今年来日したので、ぜひ日本映画を観ておこうと思い観た映画です。作品のリズムが完璧なので、観始めたらその世界に没入して止まりませんでした。なにかが迫ってくる感覚で、別次元の恐怖とスケールを味わいました。そしてなにより、女優たちの演技が圧倒的です。『EO』については、このタイプの作品を久しぶりに観たという喜びがありました。同じくロバが出てくる『バルタザールどこへ行く』以来でしょうか。語り口、映像などすべてにわたって作り手の勇気が感じられます。観終わって心から拍手を贈りたくなりました。

Profile

1978年、アイスランド出身の映画監督。『父親たちの星条旗』(06)、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)など数々の映画、TVシリーズで、美術、特殊効果、技術部門を担当したほか、20年以上にわたり母国アイスランドの映画界で活躍し、アイスランドで撮影のハリウッド作品にも協力している。初の長編監督作で脚本も手がけた『LAMB/ラム』(公開中)が、第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門「Prize of Originality」を受賞。

オリヴィア・ニューマン

オリヴィア・ニューマン

監督

  • Triangle of Sadness

    逆転のトライアングル

  • The Woman King

    The Woman King

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ワイルドな映画で堪能いたしました

『逆転のトライアングル』は『ザリガニの鳴くところ』でチェイスを演じてくれたハリス・ディキンソンさんが出演している新作で、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のリューベン・オストルンド監督によるものすごくクレイジーな映画です。ハリスがすごくすばらしかったです。ワイルドな映画で堪能いたしました。『The Woman King』は『ザリガニの鳴くところ』の撮影監督を務めてくれたポリー・モーガンさんの新作です。南アフリカで撮影した、ダホメー王国を守るアゴジーという女性戦士たちの物語です。非常に充実した画で、ストーリーもすばらしかったです。

Profile

アメリカニュージャージー州ホーボーケン出身の映画監督、脚本家。初の短編映画『Blue-Eyed Mary』(09)は、2010年のポートランド・オレゴン女性映画祭で上映された。脚本も務めた長編デビュー作『ファースト・マッチ』(18) はNetflixで独占配信中。長編映画2作目となる『ザリガニの鳴くところ』が公開中。

クァク・ジェヨン

クァク・ジェヨン

監督

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何回観てもすばらしいですね

今年もいろいろな映画を観て感動をもらったのですが、1本選ぶなら、久しぶりに見返した黒澤明監督の『用心棒』です。何回観てもすばらしいですね。

Profile

1959年5月22日、韓国・水原出身。1989年に『雨の降る日の水彩画』で映画監督デビュー。チョン・ジヒョンをヒロインに迎えた『猟奇的な彼女』(01)が韓国での映画興行ランキング6週間連続1位を記録し、日本でも多くのファンを獲得した。その後も『僕の彼女はサイボーグ』(08)や日韓合作映画『風の色』(16)などを手がけ、魅力的なラブストーリーを生み出す名匠として称えられている。自身初の群像劇である『ハッピーニューイヤー』が、12月9日(金)に日本公開される。

久保史緒里

久保史緒里

アイドル・俳優

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これからも音楽を愛し、エンタメの力を信じて向き合いたいと思いました

『少年の君』は、昨年映画館で出逢い、その衝撃が忘れられず、今年になってもう一度観た作品です。とにかく強烈でした。私の知らない世界がそこには確かに存在していて。胸にのしかかった重さに耐えられなくなるけれど、これが現実なのだと何度も自分に言い聞かせながら観た作品です。台詞の無いシーンの表情に、何度も気づいたら涙を流していました。誰かを守るということは物凄く勇気のある行動で、それが正義であるはずなのに、そうならない現実が悔しくて苦しくて。この感情こそが、向き合っていかなければならない現実問題なのかなと、強く考えた作品でした。
『SING/シング:ネクストステージ』は前作から非常に好きな作品で、映画館で観ました。「夢は大きく」という言葉がズシンと心に響きました。“叶わないと思いながら語る夢”が叶うはずがないと、ピュアで純粋に夢を追い続けるニュー・ムーン・シアターのみんなから教えてもらった気がします。そして、その夢を叶える為には、努力も挫折も必要な時間であり、その過程が無駄になることなんてないんだと教わりました。ラストのショーの幕が開いてからは、人前で歌うみんなの姿の輝きに、マスクの下で口角が上がりながらも涙が止まらず。音楽の力、エンタメの力の大きさと強さを再確認させてくれた作品でした。自分も人前に立つ人間として、誰よりも音楽を愛し、エンタメの力を信じ、これからも向き合いたいと思いました。

Profile

2001年7月14日生まれ、宮城県出身。「乃木坂46」3期生として加入し、選抜メンバーとして活動するほか、舞台、モデル、ラジオパーソナリティとグループ内外で活躍し注目を集めている。『左様なら今晩は』(公開中)で映画初出演にして初主演を飾る。2023年には『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の公開を控えている。

ダニエル・クワン(ダニエルズ)

ダニエル・クワン(ダニエルズ)

監督

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子どもと過ごす時間にいつもこの映画のことを思い出しています

『Aftersun』は脚本執筆の合間に映画館で観たA24の映画で、こんなに感動するなんて想像もしていませんでした。すべての感性を集中させて観る映画なので、映画館で観るのに適した映画だと思います。新米パパとして、子どもと過ごす時間にいつもこの映画のことを思い出しています。『私ときどきレッサーパンダ』は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と同時期に公開されていて、「偶然にも、同時期にパラレルのような映画が作られていたんだな」と思いました。だから、僕の心に響くように作られていたんでしょう。ドミー・シー監督が大好きです。『私ときどきレッサーパンダ』にも、彼女の短編『BAO』のような、父親が料理をするシーンがありましたが、いつか食べ物に関する映画を撮って欲しいです。HBO Maxの「The Rehearsal」は映画じゃなくて、カナダ出身のコメディアン、ネイサン・フィールダーのドラマですが、これが放送されていた間は、2人の間でほかの話題が一切出ないくらい夢中になっていました。

Profile

「ダニエルズ」は、1988年生まれのダニエル・クワンと、1987年生まれのダニエル・シャイナートによるコンビ。多数のミュージックビデオ、CM、映画やTV番組の脚本、監督を手掛け、ユニークな視覚効果や特殊技術を用いることで、ジャンルにとらわれない作品を制作。サンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞したポール・ダノとダニエル・ラドクリフ主演の『スイス・アーミー・マン』(16)の脚本、監督を務めたほか、ダニエル・シャイナートは『ディック・ロックはなぜ死んだ?』(19)の監督を担当。ハリウッド批評家協会賞7部門受賞など、賞レースを席巻する最新作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、2023年3月3日(金)に日本公開される。

ダニエル・シャイナート(ダニエルズ)

ダニエル・シャイナート(ダニエルズ)

監督

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スクリーンに向かって声を張り上げすぎて喉が痛くなったくらいです

僕は『ジャッカス』を映画館で観るのが大好きで、『ジャッカス FOREVER』はスクリーンに向かって声を張り上げすぎて喉が痛くなったくらいです。『NOPE/ノープ』は映画館で2回観たけれど、とにかく衝撃的で大胆で奇妙な映画でした。いまでもずっとこの映画のことを考えています。そして、とにかく『逆転のトライアングル』が大、大、大好き。観たあとはめまいでクラクラしてしまいました。ほかにもA24のストップモーションアニメ、『Marcel the Shell With Shoes On』など、言いたい映画はいろいろあるけれど。

Profile

「ダニエルズ」は、1988年生まれのダニエル・クワンと、1987年生まれのダニエル・シャイナートによるコンビ。多数のミュージックビデオ、CM、映画やTV番組の脚本、監督を手掛け、ユニークな視覚効果や特殊技術を用いることで、ジャンルにとらわれない作品を制作。サンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞したポール・ダノとダニエル・ラドクリフ主演の『スイス・アーミー・マン』(16)の脚本、監督を務めたほか、ダニエル・シャイナートは『ディック・ロックはなぜ死んだ?』(19)の監督を担当。ハリウッド批評家協会賞7部門受賞など、賞レースを席巻する最新作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、2023年3月3日(金)に日本公開される。

辻村深月

辻村深月

作家

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自分のオールタイムベスト10に入るほどに感動し、心が震えました

邦画をたくさん観た年でしたが、『メタモルフォーゼの縁側』と『サバカン SABAKAN』は自分のオールタイムベスト10に入るほどに感動し、心が震えました。『たまねこ、たまびと』は多摩川で暮らす猫たちと彼らを支える人たちを巡るドキュメンタリー映画。ぜひ多くの人に観てほしい。観て、そして、自分の近くの人と話してほしい作品でした。

Profile

1980年生まれ。山梨県出身。2004年『冷たい校舎の時は止まる』でデビュー。『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。映像化された著作も多く、2022年には『ハケンアニメ!』と『かがみの孤城』が映画化された。

戸田恵梨香

戸田恵梨香

女優

  • マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜

    マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜

          
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韓国作品のなかでベストワンと言っていいくらい大好きな作品

これまで観た韓国作品のなかでベストワンと言っていいくらい大好きな作品です。巧みな脚本にも感服しましたし、役者たちも「化け物か」と思うような芝居力の方たちが集まっていて、本当にお見事。前半、中盤、後半と作品のカラーが変わっていくので、こういう物語だったのか、こんな人生ドラマがあるのかという驚きもありました。これほどまでに繊細で緻密な脚本に出会えた役者さんたちがうらやましいという想いもありますし、同じ役者としても「頑張らなきゃ!」と励まされたような気がしています。たくさんの刺激をもらいました。

Profile

1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。2006年、映画『デスノート』でスクリーンデビュー。連続ドラマ初主演作「ライアーゲーム」シリーズ(07~09)や、「SPEC~警視庁公安部公安五課 未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズ(10~13)が話題を呼び、劇場版にも出演。2019年のNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインを務める。主な出演映画に『エイプリルフールズ』(15)、『駆込み女と駆出し男』(15)、『無限の住人』(17)、『あの日のオルガン』(19)など。2022年は、永野芽郁と母娘役を演じた『母性』が公開された。

永野芽郁

永野芽郁

女優

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青春ストーリーがとても魅力的に感じました

韓国ドラマ「二十五、二十一」がすごくおもしろかったです。家族愛や恋愛、友情など、見たいもの、理想とするものすべてが詰まっていながら、「人生、うまくいかないこともあるよな…」という現実もきちんと描かれていて、そういった青春ストーリーがとても魅力的に感じました。『母性』で共演した戸田恵梨香さんのオススメである、「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」も観てみたいです。さっそくメモしました!

Profile

1999年9月24日生まれ、東京都出身。2018年のNHK連続テレビ小説「半分、青い」でヒロインに抜てきされ大きな反響を集め、エランドール賞新人賞を受賞。映画『そして、バトンは渡された』(21)で第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。同作および映画『地獄の花園』(21)でも第46回報知映画賞主演女優賞と第64回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞した。2022年は、やさぐれた女性を演じて新境地を開いた『マイ・ブロークン・マリコ』、戸田恵梨香と母娘役を演じた『母性』が公開された。

中村文則

中村文則

小説家

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こういう映画もないと、文化は痩せていくと思いました

『パラサイト 半地下の家族』は遅ればせながら今年に観て、すばらしかったです。社会性、アイディア、物語、人物設定、もうすべてが見事でした。『焼肉ドラゴン』も今年に観て、キム・サン ホさんが演じる父親のあのラストシーンなど、とても染みました。映画監督の石井隆さんが今年亡くなってしまったけど、『GONIN』を改めて観て、ここに生きている、と感じました。北野武さんが演じる殺し屋がパトカーに向かって撃ち始めるあの狂気の自然さなど、やはり惹き込まれます。好き嫌いはあるでしょうが、こういう映画もないと、文化は痩せていくのではないかと改めて思いました。

Profile

1977年愛知県生まれ。2002年「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2005年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている。2022年に小説家デビューから20周年を迎え、「京都国際映画祭2022」で自身の著作を原作とした映画6作品が一挙に上映された。

二宮正明

二宮正明

漫画家

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3作品の共通点は「世間に理解されない関係」を描いていることです

「チェルノブイリ」はここ数年観たなかで1番よかったドラマシリーズ。社会的な事件の話ではありますが、どちらかというと「とんでもないことが目の前で起こっている」という日常の描き方がおもしろかったです。『ファーザー』『震える舌』もそうですが、この3本は全部“体感型”の作品だと思います。「チェルノブイリ」は原発事故と放射能汚染、『ファーザー』は認知症、『震える舌』は破傷風を描いた作品で、観客である僕たちが“被害者”の中に入っていくような、一緒に体感できるのがすごく怖かったです。

Profile

日本の漫画家。2016年、講談社「モーニング」にて二宮志郎名義で『鳥葬のバベル』を連載。その後名義を二宮正明へと変更し、2018年から2021年にかけて「週刊漫画ゴラク」にて「ガンニバル」を連載。本作は累計発行部数210万部を突破し、柳楽優弥主演、片山慎三監督によりディズニープラスのオリジナルシリーズ「ガンニバル」(ディズニープラス「スター」にて独占配信中)としてドラマ化を果たす。

原恵一

原恵一

映画監督

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『かがみの孤城』は、とても強い映画に仕上がったと思います

それぞれの作品を選んだポイントは、『アラビアのロレンス』は主人公が死ぬ所から始まるところ。『ノスタルジア』は眠くなるところ。『フィツカラルド』はイカれてるところです(笑)。 公開中の監督作『かがみの孤城』は、とても強い映画ができたと思っています。観たらきっと力をもらえる作品になっていると思いますので、ぜひ楽しんでほしいです。

Profile

1959年7月24日生まれ。『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(01)で大きな話題を集め、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(02)、『河童のクゥと夏休み』(07)で日本での数々の賞を受賞。また、アヌシー国際アニメーション映画祭で受賞した『カラフル』(10)、『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』(15)ほか、『バースデー・ワンダーランド』(19)など、海外でも高い評価を受ける日本を代表するアニメーション監督。2018年には芸術分野で大きな業績を残した人物に贈られる紫綬褒章を受章。アニメーション映画監督としては、高畑勲監督、大友克洋監督に次ぐ史上3人目の快挙を成し遂げた。待望の監督最新作『かがみの孤城』が公開中。

原菜乃華

原菜乃華

俳優

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今年は新海監督の作品ばかり見ていました

『君の名は。』を初めて観たのは13歳のころでした。すごく衝撃を受けたし、アニメーションを観るきっかけになった作品です。私のなかではとても大切な作品で、まさか6年後に新海監督作品に携われているとは夢にも思っていなくて…感慨深いものがあります。『秒速5センチメートル』は、観ている時間も幸せを感じました。特に好きなのは、電車のなかのシーン。色味や寂れた感じがすごく好きです。“見たことがあるけれど、忘れていたシーン”のような印象があります。携帯がないことにすごく驚きましたが、それゆえのもどかしさがこんなにもドラマチックでせつなくて素敵だなんて…と感動しました。『言の葉の庭』も、今年は新海監督の作品ばかり観ていたのかなという3本になりましたが(笑)、やっぱりすごく好きなので、この作品もピックアップします。映像がとにかく美しい。雨のシーンが大好きです!来年の抱負は、免許を取りたいです。ただ、特にドライブで行きたい場所とかはなくて…。免許はほしいけど運転はしたくないんです。たぶん私、運転が下手くそだと思うので(笑)。身分証明書として取っておきたいです。

Profile

2003年生まれ、東京都出身。2009年より芸能活動を始め、ドラマ、TV番組、CMなどに多数出演。近年の映画出演作に『3月のライオン』(17)、『はらはらなのか。』(17)、『無限ファンデーション』(18)、『罪の声』(20)、『胸が鳴るのはきみのせい』(21)、『ヘルドッグス』(22)など。新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』ではヒロインの雀(すずめ)役に抜擢され、声優として出演。

廣木隆一

廣木隆一

監督

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それぞれの視点によって真実が違って見えてくるところがおもしろい

リドリー・スコットは、とても好きな監督です。ある夫婦がいて、奥さんが夫の友だちから乱暴をされたと訴える。でもそこで女性の言い分、男性の言い分が食い違うわけです。事件に決着をつけるために男性同士が決闘をすることになるんですが、それぞれの視点によって真実が違って見えてくるところがおもしろい。僕が監督をした『母性』も、湊かなえさんの原作を読んだ時に、母の視点と娘の視点、それぞれから事件を語るという点がとてもおもしろいと思ったんです。あと『スティルウォーター』『TITANE/チタン』かな。これもよかっです。

Profile

1954年1月1日、福島県出身の映画監督。1982年『性虐!女を暴く』で映画監督デビュー。米サンダンス・インスティテュートに留学し、帰国後に発表した『800 TWO LAP RUNNERS』 (94)で文化庁優秀映画賞を受賞。2003年の『ヴァイブレータ』で、ヨコハマ映画祭の監督賞をはじめ、数多くの賞を受賞。2022年は、『ノイズ』『夕方のおともだち』『あちらにいる鬼』『母性』『月の満ち欠け』と話題作が続々と公開された。

北条司

北条司

漫画家

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漫画家だから白黒にこだわりがあるのかもしれません

今年はあまり映画を観ていなかったので、代わりにメディアが変わっても観続けたい映画を挙げさせてもらいました。僕は映画を“音”で楽しむことが多く、「迫力ある音が聴きたいな」という思いで映画館に行っているようなところがあります。音楽とダンスが最高だなと思うのは、『ウエスト・サイド物語』。今年公開された『ウエスト・サイド・ストーリー』も画面や世界観の広がりが感じられて、こちらも良かったです。また“音”という意味でおもしろいなと思うのは、『惑星ソラリス』。なぜだか、妙に好きなんですよね。日本映画も好きですが、特に白黒時代の作品が好きです。白黒時代の日本映画はまるでファンタジーのようにのめり込める不思議な魅力があるし、漫画家だから白黒にこだわりがあるのかもしれません(笑)。黒澤明監督の『七人の侍』も音が見事で、音楽がある場面とない場面のメリハリがすばらしく、シーンとした時にはググッと釘付けになるような緊張感があります。

Profile

1959年3月5日、福岡県生まれの漫画家。1980年に「週刊少年ジャンプ」に掲載された「おれは男だ!」でデビュー。1981年からスタートした「キャッツ・アイ」で連載デビュー。テレビアニメ、実写映画化が実現するなど一躍人気を博す。1985年から「シティーハンター」の連載がスタート。その他の代表作に、「F.COMPO」「エンジェル・ハート」など。2019年の映画『エンジェルサイン』では総監督を務める。2023年1月27日(金)よりPrime VideoにてAmazon original『ルパン三世VSキャッツ・アイ』が世界独占配信。

マーク・マイロッド

マーク・マイロッド

監督

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『トップガン マーヴェリック』は、これまでで最も純粋な映画体験

『トップガン マーヴェリック』は本当に大好きなんです。これまでで最も純粋な映画体験で、映画館で文字通り歓声を上げたくなりました。あとの2本は去年の作品ですが、遅ればせながら最近観て、とても気に入りました。『ドライブ・マイ・カー』はストーリーテリングの美しさと、物語の親密さに魅了されましたし、同様に『私は最悪。』もストーリーテリングにノックアウトされました。これらはいま質問を聞いてパッと頭の中に本当に飛び込んできた作品ですが、もう10分もらえたら、あと20本は思いつくでしょう。

Profile

ドラマ「メディア王 〜華麗なる一族〜」の初期3シーズン(18〜21)の製作総指揮と、13エピソードの監督を務め、同シリーズがゴールデン・グローブ賞とエミー賞を受賞し、同シーズン3の演出でエミー賞にノミネート。他の監督作に『運命の元カレ』(11)、「アフェア 情事の行方」(14)、「ゲーム・オブ・スローンズ」の6エピソード(15 〜17)、『ザ・メニュー』(22)など。

松本まりか

松本まりか

俳優

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本物のカップルの日常を盗み見しているような会話劇

アドリブのようなアドリブは一切ないのに、セリフと感じさせず、これが演技とは思わせない。今、こうやって普通に話している感じで、劇中の会話が展開していって、本物のカップルの日常をずっと盗み見しているような感じ。あれ、よかったなあ。

Profile

1984年生まれ、東京都出身。2000年ドラマ「六番目の小夜子」(NHK)で俳優デビュー。2018年ドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)で注目を集める。映画出演作に『雨に叫べば』(21)、MIRRORLIAR FILMS Season2『The Little Star』『極主夫道 ザ・シネマ』『妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』『ぜんぶ、ボクのせい』(すべて22)などがある。2023年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」が待機中。

湊かなえ

湊かなえ

作家

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音楽映画が大好きです

音楽映画が大好きです。『エルヴィス』を観るまでは、私のなかでエルヴィス・プレスリーは、歌のうまい成功者という印象でした。でも本作を観るとエルヴィスがたくさんの葛藤を抱えていたことや、マネージャーを務めるパーカー大佐との衝突があったことがわかり、「私はエルヴィスのことを全然知らなかった。申し訳ありません!」という気持ちになりました。トム・ハンクス演じるパーカー大佐は、本当に怖かったですね。『犬王』はアヴちゃんと森山未來さんの歌もすばらしく、劇中の楽曲も大好きです。室町時代に実在した犬王にロックを歌わせるなど、解釈やイメージの飛躍にも驚きました。「ファンタスティック・ビースト」シリーズは現実から離れて魔法の世界に行けるので、いつも楽しみにしています。

Profile

1973年1月、広島県生まれの作家。2007年、「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録する「告白」が「週刊文春ミステリーベスト10」で国内部門第1位に選出され、2009年には本屋大賞を受賞した。2012年「望郷」の収録作「海の星」で日本推理作家協会賞短編部門、2016年「ユートピア」で山本周五郎賞を受賞。2018年「贖罪」がエドガー賞候補となる。2022年、“愛せない母”と“愛されたい娘”の2人の視点からある事件を語る「母性」が、廣木隆一監督によって映画化された。

森崎ウィン

森崎ウィン

俳優

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高速すぎる時代の流れに疲れたら、『アーティスト』をお勧めします

ミュージカルのお仕事に取り組んでいることもあり、時間を見つけてはミュージカル映画の旧作を観て勉強しています。今回は、そのなかからお勧めの3本をご紹介したいと思います。
まずは『ジャズ・シンガー』(27)、映画史上初のトーキー映画(音声が入った映画)です。僕は将来ミュージカル映画を作りたいと思っています。そこでミュージカル映画、いや映画史を勉強し始めた時、この作品に出会いました。無声と音声有りのところが分かれていて、当時のアーティストの生々しい声や歌の上手さが際立つ作品です。内容としては、時代を越えても、職種が違っても、共感出来る内容。尺としても短いが濃いので、興味本意で初のトーキー映画に触れてみて欲しいですね。
2本目は『マダムと女房』(31)で、日本で初めての本格的なトーキー映画です。昔の喋り方、立ち振る舞い。白黒時代のトーキー撮影は非常に大変だったのだと垣間見られる作品です。勉強がてら観ましたが、正直に言うと、内容は僕には少し難しかったです。海外で生まれ育ち、日本に移り住んだ身としては、この当時の日本の家庭を覗き見できる作品に出会った気がします。是非、昔の日本の男女関係に興味ある方、覗き見してみてはいかがですか?
最後は『アーティスト』(11)です。映画史の変化を捉えた、非常におもしろい作りになっている作品です。時代の流れの変化はどの時代を切り取っても訪れるもので、その流れにいかにクレバーに付き合って行くか、そして敢えて逆らっていくのか、そんな事を考えさせられた映画です。是非、いまの高速すぎる時代の流れに疲れたら、この一本をどうぞ!

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1990年8月20日生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ芸能活動を開始。2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビュー。2020年には『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。同年ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2で主演トニー役を、2021年はミュージカル「ジェイミー」で主演ジェイミー役を務め、2022年にはブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演にて単独主演を飾った。2023年には人気コミックの初ミュージカル化「SPY×FAMILIY」で、帝国劇場にてW主演を務める。

柳楽優弥

柳楽優弥

俳優

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「こういう演技をしたいな」と思えて好きです

僕はもともとジャン=ポール・ベルモンドが好きなのですが、「ガンニバル」の撮影期間に彼の出演作『リオの男』を観ました。純粋に「こういう演技をしたいな」と思えて、好きでした。

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1990年3月26日生まれ、東京都出身。2004年公開の是枝裕和監督作『誰も知らない』で映画主演デビュー。同作で当時14歳にして、第57回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞。その後、数々のテレビドラマ、映画に出演。おもな出演作に『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『HOKUSAI』(21)、Netflix映画『浅草キッド』(21)など。ディズニープラス「スター」にて独占配信中の二宮正明同名漫画原作、オリジナルドラマシリーズ「ガンニバル」で主演を務める。

役所広司

役所広司

俳優

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俳優になって40年、がんばってきてよかったなと思いました

ふだん「皆さん、映画館でぜひ観てください!」って言ってるのに、自分自身は映画館に行けてないんですよね(苦笑)。今年、『THE TOKYO TOILET Art Project with Wim Wenders』という東京の公衆トイレを舞台に新作映画を作るという企画で、ヴィム・ヴェンダース監督と一緒に仕事をしたんです。『ベルリン・天使の詩』や『パリ、テキサス』、『アメリカの友人』など、代表作を改めて観直しましたけど、まさか自分がヴェンダース監督の映画に主演できるとは…。俳優になって40年、この業界にがんばってしがみついてきてよかったなと思いますし、すばらしいご褒美をいただいたような気がしました。ヴェンダース監督は小津安二郎監督がお好きなので、小津さんの『東京物語』や『早春』なんかも観直しましたね。

Profile

1956年生まれ、長崎県出身。12年、紫綬褒章を受章。 近年では『三度目の殺人』(17)、『孤狼の血』(18)、『すばらしき世界』(21)、『峠 最後のサムライ』(22)など。 今後は、『銀河鉄道の父』が23年GW全国公開、Netflixシリーズ「THE DAYS」が23年配信予定。また、ヴィム・ヴェンダース監督によるプロジェクト「THE TOKYO TOILET Art Project」の映画にも出演予定。日本を代表する俳優として活躍している。

山田裕貴

山田裕貴

俳優

  • イキウメ「天の敵」

    イキウメ「天の敵」

          
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あれ以上、舞台を見て泣くことはないんだろうなと思うほど泣きました

映画ではないのですが、9月に見た劇団のイキウメの「天の敵」が今年一番心に残っています。あれ以上、舞台を見て泣くことはないんだろうなと思うほど泣きました。自分もイキウメの劇作家・演出家の前川知大さんの「終わりのない」に出させてもらって、その時の役とのシンクロ率も半端なかったことをいまだに覚えてます。「外の道」も「散歩する侵略者」も見ていますが、宇宙とか、感情とか、心とか、目には見えないこととか、本当に僕の大好物な分野であり、普段、僕の頭の中で考えていることが全部、そのまま具現化されているような感覚で、「あ、これ知っている」「あ、これ、考えたことあります」「これ、実践しました」ということばかり出てくるので、イキウメは特別な存在です。

Profile

1990年生まれ、愛知県出身。2011年「海賊戦隊ゴーカイジャー」(テレビ朝日系)で俳優デビュー。22年エランドール賞新人賞を受賞。おもな出演作に「HiGH& LOW」シリーズ(16~19)、『あゝ、荒野 前篇・後篇』(17)、『あの頃、君を追いかけた』(18)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』『東京リベンジャーズ』『燃えよ剣』(すべて21)、『余命10年』『耳をすませば』(ともに22)など。2023年公開の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』など話題作の公開が控えている。

ゆりやんレトリィバァ

ゆりやんレトリィバァ

コメディアン

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やはり、『ミザリー』ではないでしょうか

普段は一人で映画館に行ったりもしますし、新幹線や飛行機での移動中にも絶対映画を観るようにしています。映画を観ている時間が贅沢に感じて、観終わって自分が豊かになっている感じが好きなんです。『アス』は同じ人が二役しているのにみんな違う人に見えてすごく惹き込まれました。何回観てもおもしろすぎるし、ストーリーも怖い。同じジョーダン・ピール監督の『NOPE ノープ』も映画館に観に行きました。ホラーがめっちゃ好きで、気が付いたらサイコ系の映画を良く観ています。『バーバリアン』は私の好きなタイプの映画で、友だちや芸人の先輩にも勧めてましたね。もう一本選ぶとなると…やはり、『ミザリー』ではないでしょうか。大学生の時に、どんどん迫ってくる恐ろしさにハラハラドキドキして、初めて映画を薄目で観てしまった作品です。共感するといいますか、自分にもアニー・ウィルクスのような部分があって他人事とは思えなくて、当時はmixiの名前を“ミザリー”にしていたぐらいです(笑)。DVDで何度も繰り返し観ていて、手放せない一本です。

Profile

1990年11月1日、奈良県吉野郡出身。2013年にNSC大阪校を主席で卒業し、2017年に第47回NHK上方漫才コンテストと第1回女芸人No. 1決定戦THE Wで優勝を果たし、女性ピン芸人として絶対的な地位を確立。2021年には第19回R-1グランプリでも優勝。近年は女優としても活動の幅を広げており、「ドラゴン桜」や『スパゲティコード・ラブ』(21)などに出演。主演を務めるNetflixシリーズ「極悪女王」が2023年に配信を控えている。また、大学時代に映画研究会で高めた知見を活かし、「第2回日本ホラー映画大賞」では選考委員を務めている。

吉沢亮

吉沢亮

俳優

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韓国のドラマはレベルが高いです

印象に残っている作品を挙げると、Netflixで観た2作品です。『ドント・ルック・アップ』は、レオナルド・ディカプリオやジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープにケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメと、超豪華キャストが共演しているアダム・マッケイ監督のブラック・コメディ。『その年、私たちは』は韓国の配信ドラマで、マネージャーさんに勧められて観たんですが、レベル高けぇな~と思いました。お芝居もすてきだし、映像の切り取り方も全然違うなと。

Profile

1994年生まれ、東京都出身。 2019年『キングダム』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」、2022年フジテレビ10月期月9「PICU 小児集中治療室」では主演を務めた。主な映画出演作に、『銀魂』シリーズ(17)(18)、『リバーズ・エッジ』(18)、『キングダム2 遥かなる大地へ』、『ブラックナイトパレード』(22)、『ファミリア』(23)など。2023年には、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』の公開を控える。

S・S・ラージャマウリ

S・S・ラージャマウリ

監督

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「オーマイゴッド!」という特別なものを感じました

2022年は、あまり多くの作品を劇場で観ていませんでした。それでも「まあまあ」という映画も多かったなか、『トップガン』のインパクトには「オーマイゴッド!」という特別なものを感じました。あとは『ブレット・トレイン』も、シンプルにおもしろかった!

Profile

1973年10月10日、インド、カルナータ州出身の映画監督・脚本家。CMの製作やテレビドラマの演出を経て、『Student No. 1』(01)で映画監督デビュー。『マガディーラ 勇者転生』(09)、『あなたがいてこそ』(10)、『マッキー』(12)などを経て、2部作となる『バーフバリ 伝説誕生』(15)、『バーフバリ 王の凱旋』(17)を監督。後者はインド映画史上最大のヒットを記録した。最新作『RRR』が2022年10月に日本公開され、反響を呼んだ。

「映画ファンが選ぶ、ベスト映画2022」も同時開催!

話題の映画が目白押しだった2022年を振り返り、「映画ファンが選ぶ、2022年ベスト映画」アンケートを実施します。
あなたが“2022年に観てグッと来た”映画を教えてください。
回答してくれた方の中から抽選で、ムビチケ全作品がオトクに購入できるプロモーションコードをプレゼント!

賞品内容

プロモーションコード(1000円相当) 100名様

応募締切

2023年1月3日(火) 23:59まで

ご応募の受付は終了いたしました。