足が第一:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
足が第一
足が第一
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足が第一

1930年公開
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「危険大歓迎」に次ぐハロルド・ロイド氏の主演映画で、ストーリーは「田吾作ロイド一番槍」「スピーデイ」の原作者の1人ジョン・W・グレイ氏とアル・コーン氏及びクライド・ブラックマンが執筆し、それに基き「危険大歓迎」の共同原作者たるフェリックス・アドラー氏とレックス・ニール氏とが脚色し、ポール・ジェラード・スミス氏が台詞をつけ、「危険大歓迎」の共同監督者クライド・ブラックマン氏が監督したもの。主演者を助けて「危険大歓迎」のバーバラ・ケント嬢、ノア・ヤング氏、ロバート・マクウェード氏、リリアン・レイトン嬢その他が出演。キャメラは「危険大歓迎」「田吾作ロイド一番槍」と同じくウォルター・ランディン氏とヘンリー・コーラー氏との憺任。

ストーリー

ハロルド・ホーンはホノルルの或る靴店で働いていた。彼の大きな希望というのは靴店のセールスマンになることだった。だがハロルドはバーバラという娘に会ってからは一層偉くなろうと思い立ち、実業講義録によって勉強し、遂に一人前のセールスマンになって相当成績を挙げるにいたった。彼は社交界に乗り出すために或る社交倶楽部を訪れた。そこで娘バーバラに会い彼女と彼女の雇主のタンナー氏に好感を与えた。タンナー氏は彼が働いているチェーン・ストアーの持主だった。或る日ハロルドは米国行の汽船へ靴を届けに行ったが、出帆間際に此の船で米国へ向うタンナー夫妻とバーバラに会い、話し込んでいるうちに下船し損ってしまった。それで彼は船員に見付からないように逃げ廻ることを1日の主な仕事にし、その余暇にこっそりバーバラに会ったり食を漁ったりしていた。タンナーは何時とはなくハロルドが好きになった。そして彼等は非常に親しく成ったが、或る日ハロルドは間違って花火を仕込んだ葉巻をタンナーに与えたので、タンナーは非常に怒って若し此の償いがしたければ翌日までにこれを本土へ送り届けて来いと言って或る書類を彼に叩きつけた。しかし此の時汽船はまだ本土の海岸を去る二日航程の處にいたのである。船員は間もなくハロルドが密航者であることを知って捕えようとした。逃場を失って彼が郵便物の行嚢の中に隠れている中にその行嚢は此の船へ郵便物を受取りに来た飛行機に積み換えられた。かくて彼は約束の日に大陸に到着することが出来た。処が彼のは行っている行嚢が偶然にも起重機の上に乗せられ摩天楼の一角に吊し上げられてしまった。ハロルドが嚢から出た時には空中高く吊されていてビルディングの内に這入ることは到底不可能であった。戦慄すべき冒険を幾度か繰りかえしてようやく彼は地上に達することが出来た。早速彼は書類を送り届け、タンナー氏に感謝された。彼がバーバラと結婚したのはその後間もなくであった。

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作品データ

原題
Free First
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1930年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社