裏街(1941):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
裏街(1941)
裏街(1941)
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裏街(1941)

1951年1月10日公開
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ファニー・ハーストの同名の大衆小説の2度目の映画化で、製作者ブルース・マニング(「海を渡る歌」)が「クリスマスの休暇」のフェリックス・ジャクソンと共同脚色し、「ジェーン・エア」のロバート・スティーヴンソンが監督、「火の女」のウィリアム・ダニエルスが撮影、フランク・スキナーが音楽を担当した1941年度作品。「新婚第一歩」と同じくシャルル・ボワイエとマーガレット・サラヴァンが主演し、「凸凹お化騒動」のリチャード・カールソン、「我が道を往く」のフランク・マクヒュー、「黄金(1948)」のティム・ホルト、「春の序曲」のフランク・ジェンクス、エスター・デール、サミュエル・S・ハインズが助演している。

ストーリー

シンシナティで母の衣料店を手伝っていたレイ・スミスは、自動車技師の勉強をしていたカート・スタントンの愛をうけるべきか否かに迷っていたが、カートがデトロイトに去ったあと、ニューヨークの若い実業家ウォルター・サクセルに逢い、烈しい恋愛に陥った。2人は結婚を約したが、ウォルターと乗るはずの船に向かうレイは、彼に言いよるナイルスに妨げられウォルターは独りシンシナティを去った。独りニューヨークに出たレイはデザイナーとして独立生活を営んでいたが、街でウォルターと偶然の再会をし、2人の恋は再び燃えあがった。しかし、ウォルターはすでに妻帯し、地位も定った有能な実業家であった。レイはウォルターの地位を守るため、自らを犠牲にして、彼との愛情だけに生きる日蔭女の生活をするようになった。レイは旧知のエドから彼と別れるようにすすめられ、また今は自動車技師として成功したカートより求婚されるが、彼女の心はウォルターから動かなかった。こうして時はすぎ、ウォルターは経済代表として渡欧した。同じ船にレイも乗った。パリで、ウォルターの息子のリチャードはレイを訪ね、父と別れるようにいう。しかし、パリのホテルで俄かにウォルターは倒れ、レイの名を呼びながら息を絶えた。レイはウォルターとの愛に満ちた過去を想い、行く道の淋しさをまぎらすのみであった。

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作品データ

原題
Back Street
製作年
1941年
製作国
アメリカ
配給
セントラル
初公開日
1951年1月10日
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社