今のままでいて:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
今のままでいて
今のままでいて
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今のままでいて

1978年公開、恋愛
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17歳にもなっていない女子学生が、ふとしたことから父娘ほども歳がちがう男性に恋したことから起こる2人の愛の葛藤を描く。製作はジョバンニ・ベルトルッチ、監督は「テンペスト」のアルベルト・ラトゥアーダ。パオロ・カバーラとエンリコ・オルドイーニの原作を基にアルベルト・ラトゥアーダとエンリコ・オルドリーニが脚色。撮影はルイス・アルカイネ、音楽はエンニオ・モリコーネ、美術はルイジ・スカッチャノーチェが各々担当。出演はマルチェロ・マルチェロ・マストロヤンニ、ナスターシャ・キンスキー、フランシスコ・ラバル、モニカ・ランドール、ジュリアーナ・カランドラ、バーバラ・デ・ロッシなど。

ストーリー

女子学生のフランチェスカ(ナスターシャ・キンスキー)が、中年の男性ジュリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)と出会ったのは、郊外の宏壮な邸宅でだった。彼はフローレンスに住む一流の造園設計士で、現在50歳。長年連れそってきた妻ルイーザ(モニカ・ランドール)と18歳になる娘イラリア(バーバラ・デ・ロッシ)の3人で暮らしていた。フランチェスカは、ジュリオを知った瞬間、その中に静けさを見い出して積極的に接近した。ジュリオの方は、はじめはいささか、とまどい気味だったが、その若い娘独特の香りに魅せられ、いつしかべッドをともにし、真剣に、愛し合うようになる。ジュリオの旧友ロレンツォ(フランシスコ・ラバル)は、フランチェスカの母親が、遠い昔ジュリオの恋人だったことを知っていた。もしかしたら、フランチェスカは、ジュリオの本当の娘かもしれないのだ。ロレンツォは、自分の疑惑をジュリオに告げた。もし自分が、実の娘を愛してしまつたのだとしたら…。ジュリオは、悩みぬいた末、フランチェスカに会うまいと決心する。一方、ジュリオの急な心変わりを悲しんだフランチェスカは、ジュリオから、真相を聞いて、そんな疑いをふりきろうと主張した。ある日、約束の時間に現われなかったジュリオを訪ねて、フランチェスカが彼の家にやってきた。彼の家では、妻のルイーザの生活は乱れ、娘イラリアは妊娠していた。ジュリオの家庭は、いつしかめちゃめちゃになっていたのだ。だが、こんな状況にあってもジュリオは、フランチェスカとの愛を清算できなかった。2人が父娘かもしれないという疑いは、かえって2人の絆を強いものにした。しかし、ある夜、2人が映画を見に出かけた時、画面に気をとられていたジュリオが、ふと隣りを見ると、フランチェスカが消えていた。夜の街を、さびしく車で去るジュリオ。そんな彼のうしろ姿を、フランチェスカが建物のかげからそっと見送っていた。その頬を、涙がとめどもなく流れている。それは、彼女の母親が昔、ジュリオから去って行った時とまったく同じ別れ方であった。

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作品データ

原題
Cosi'Come Sei
製作年
1978年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
初公開日
1978年
製作会社
シネマトグラフィカS.A.=サンフランシスコ・フィルム作品
ジャンル
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