許されざる者(1992)|MOVIE WALKER PRESS
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許されざる者(1992)

1993年4月17日公開,131分
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銃を捨て密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描く西部劇。92年度アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、助演男優賞、編集賞受賞作。監督・製作・主演は「ルーキー」のクリント・イーストウッド。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ホワイトハンター ブラックハート」のデイヴィッド・ヴァルデス。脚本は「ブレードランナー」のデイヴィッド・ウェップ・ピープルス、撮影は「バード」のジャック・N・グリーン。音楽はレニー・ニーハウスが担当。共演は本作でオスカーを受賞した「ミシシッピー・バーニング」のジーン・ハックマン、「虚栄のかがり火」のモーガン・フリーマン、「ジャガーノート」のリチャード・ハリス、「ピンク・キャデラック」のフランセス・フィッシャーなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1880年、ワイオミング。列車強盗や殺人で悪名を轟かせていたウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)は、今では銃を捨て2人の子供と農場を営みながら密かに暮らしていた。しかし家畜や作物は順調に育たす、3年前に妻にも先立たれ苦しい生活だった。そんなマニーのもとにスコフィールド・キッド(ジェームス・ウールヴェット)という若いガンマンが訪ねてくる。彼は娼婦フィッツジェラルド(アンナ・トムソン)に重傷を負わせた2人のカウボーイを倒して、一千ドルの賞金を得ようとして考えていた。一緒に組もうと誘われたマニーは11年ぶりに銃を手にする。マニーのかつての相棒ネッド・ローガン(モーガン・フリーマン)が同行することになり、3人は町へ向かった。その頃、保安官のリトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)は強引なやり方で町を牛耳っていた。伝説的殺し屋のイングリッシュ・ボブ(リチャード・ハリス)と同行していた小説家ボーチャンプ(サウル・ルビネック)を暴力的に町から追放するダゲッド。マニーら一行が町に到着すると、ひとり酒場にいたマニーをダゲットは激しく殴りつけ、重症を負わせる。そんなマニーを献身的に看護したのは傷つけられた娼婦のフィッツジェラルドだった。立ち直ったマニーはローガンとキッドに追いつき、追っていたカウボーイを発見して1人を射殺するが、ローガンはもう人をてないと悟り、マニーらに別れを告げた。カウボーイたちの家を見つけ、残るひとりを仕留めたキッドは、マニーに初めて人を撃ったと告白する。その頃、町では殺人罪で捕まったローガンがダゲットの激しい拷問にあい、命を落としていた。賞金を受け取る際にその話を聞いたマニーは、キッドから拳銃を受け取り、子どもたちとローガンの妻とキッドの4人で賞金を分けるように言うと町へと向かった。酒場の前にローガンの死体が放置されているのを見たマニーは店主を射殺して銃撃戦になり、遂にダゲットと対決して彼を倒した。そして子どもたちの待つ家へマニーは帰っていくのだった。

作品データ

原題
Unforgiven
製作年
1992年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画
上映時間
131分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    みるみる

    4.0
    2019/4/11

    マカロニウエスタンっぽくないような印象でした。
    かつての極悪カウボーイが幼い子供の将来の為とはいえ人伝に聞いた賞金稼ぎ話に乗っかり再び銃を手にする。11年ぶりに撃った弾はまったく当たらないけど、最後は相棒の復讐へと燃え上がって顔まで変わって拳銃捌きも冴えわたる。
    許されざる者とは誰の事か?すべてがハッピーエンドではないけど最後は誰となく口元に笑みがあって不思議な感覚。酒場でのラストの撃ち合いでは子供がいるんだから殺されないで!と必死に願った私なのでした。
    2時間越えの作品の中の登場人物一人一人が丁寧に描かれて皆に感情移入が出来る。イーストウッド監督の映画のそんなところが好き。
    歩くたびにウエスタンブーツのスパーがチャリンチャリンと鳴るのも大好き。

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  • rikoriko2255

    矢口渡

    2.0
    2018/6/10

    すいません。私には、名作かどうかは、よくわかりません。映像はとても綺麗。役者も、存在感のある大物揃い。また特に、西部の景色の中で、木と影が表現しているシーンや、馬が駆けるスピード感や銃の硝煙など。酒場のシーンもいい感じ。久しぶりに西部劇を見たノスタルジーは良かったのですが。
    結局、許されざる者は、人間ということでしょうか。

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  • rikoriko2255

    フジ三太郎

    5.0
    2018/5/17

    登場人物全員が許されざる者だと思う。
    不条理西部劇として、今までにない物を作った。
    イーストウッドの役がよくある、「いつも死んでる男」から今作では「よぼよぼガンマン」でスタートし、最後に野獣を取り戻す。
    日本で言うなら大藪春彦の主人公に匹敵。
     娼婦たち:顔を切った相手に死を求める不条理。
     保安官:サディスト。ナチスを彷彿とさせる残虐性。
     ローガン:ウィンチェスター銃を持たずに離脱しておけば・・嫁さんから見れば unforgiven。

    ただ、娼婦の怒りは、「馬とあたしたちを一緒にしないで」と言う身分差別に発しており、西部が地方分権でローカルな、保安官の裁量で罪と罰が決められ、そのためフェアでないと感じたからだろう。
    最後にマニーが、「娼婦を差別するな」と言い残して去っていく。「全ての女性に捧げる」ともこの監督はメッセージを出している。
    逸話として面白いのは、リチャード・ハリス=イングリッシュ・ボブの件。西部の英雄なんてただの飲んだくれで、喧嘩にたまたま勝っただけ、との保安官の見解が客観的。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2013/9/26

    観てみました。正直これがエンターテイメントかな、と首を傾げるところもありましたが、ストーリーとしてはよくできています。
    さて、日本版との比較ですが、日本版では先住民(アイヌ)に対する取り扱い方が違っていました。より踏み込んだ扱いになっています。李監督のこだわりでしょうかね。
    主役の3人に関しては、いずれも名演技で文句の付けようがありません。特にジーン・ハックマンに関しては、基本的にこの人は善人の感じじゃないですか。それが突然暴力に訴えるところが怖いですね。

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