欲望(1993):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
欲望(1993)
欲望(1993)
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欲望(1993)

1994年10月8日公開、102分
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繊細で純粋な女と、共に暮らすその叔母、そして侵入者の男が織り成す奇妙な人間関係を描くドラマ。監督は「パリス・トラウト」のスティーブン・ガイレンホール、製作・脚本は監督夫人で、「旅立ちの時」の脚本で知られるナオミ・フォーナー、原作はメリー・マクギャリー・モーリスの『危ない女』(集英社)、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ジュラシック・パーク」などスティーヴン・スピルバーグの一連の作品で製作を務めるキャスリーン・ケネディ、撮影は「シュア・シング」のロバート・エルスウィット、音楽は「ブラッド・シンプル」のカーター・バーウェルが担当。主演は「シェルタリング・スカイ」のデブラ・ウィンガーで、第7回東京国際映画祭京都大会で最優秀女優賞を受賞。彼女はこの作品と「永遠の愛に生きて」でゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にもノミネートされた。共演は「フォーリング・ダウン」のバーバラ・ハーシー、「白馬の伝説」のガブリエル・バーンほか。

ストーリー

若くして未亡人になったフランシス(バーバラ・ハーシー)と、彼女の死別した夫の娘にあたるマーサ(デブラ・ウィンガー)が郊外の大きな屋敷に住んでいる。9歳で母親と死別したマーサは大人になっても傷つきやすく、社会にうまく適応できない。叔母フランシスにも反抗的で、勤めるクリーニング店の同僚、バーディ(クロエ・ウェッブ)だけが友人だ。フランシスには弁護士のスティーヴ(ジョン・テリー)という愛人がいる。マーサはバーディの恋人ゲッソー(デイヴィッド・ストラザーン)が店で盗みを働いているのを見つけるが、店長は犯人をマーサだと決めつけられ、店をクビになった。そんなある日、コリン・マッキー(ガブリエル・バーン)という男が、募集した屋敷の管理人に応じてやって来る。酒臭く怪しげな彼を、マーサは勝手に雇い、ある日マッキーは彼女を抱いた。フランシスの家でスティーヴの誕生パーティが行われ、突然現われた妻のアニタを気遣うスティーヴの姿を見たフランシスは、その夜ひとり酒を飲み荒れるが、そこへマッキーが来て彼女を抱く。その姿をマーサは見ていた。翌朝、すっかり酔いも覚めたフランシスはマッキーを拒絶し、彼は屋敷を出て行くことを決める。自分のことなど頭にない彼を見て、ショックを受けたマーサは、バーディの家へ行く。そこにはゲッソーがおり、彼はマーサを激しくののしり、逆上した彼女は果物ナイフでゲッソーを刺し殺してしまう。マーサは殺人の疑いで拘留されるが、その時マーサは妊娠していた。彼女はマッキーに生まれてくる子供を育ててくれと頼み、彼はフランシスに自分が父親だと告げる。月日が流れ、フランシスとマッキーは歩けるようになった子供を連れていつものように刑務所のマーサを訪れる。彼ら4人には新しい関係が生まれていた。

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作品データ

原題
A Dangerous Woman
製作年
1993年
製作国
アメリカ
配給
松竹富士
初公開日
1994年10月8日
上映時間
102分
製作会社
アンブリン・エンターテインメント


[c]キネマ旬報社