ノーバディーズ・フール:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ノーバディーズ・フール
ノーバディーズ・フール
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ノーバディーズ・フール

1995年6月24日公開、110分
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アメリカ・ニューヨーク州の郊外を舞台に、ひとりの土木作業員が様々な出来事を通して、失いかけていた人間の絆を取り戻していくヒューマン・ドラマ。リチャード・ルッソの同名小説(邦訳・ベネッセコーポレーション刊)を「クレイマー、クレイマー」「ビリー・バスゲイト」のロバート・ベントンが脚色・監督した作品。製作は「星に想いを」のスコット・ルーディンと「ビリー・バスゲイト」のアーレン・ドノヴァン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ノー・マーシイ 非情の愛」のマイケル・ハウスマン、撮影は「ザ・シークレット・サービス」のジョン・ベイリー、音楽は「ミセス・ダウト」のハワード・ショア、美術は「ボビー・フィッシャーを探して」のデイヴィッド・グロープマン、衣装は「ビリー・バスゲイト」のジョセフ・G・アウリシ、編集は「ダメージ」のジョン・ブルームがそれぞれ担当。主演は「未来は今」の名優ポール・ニューマン。助演として「パルプ・フィクション」のブルース・ウィリス、「ミルク・マネー」のメラニー・グリフィス、「カミーラ あなたといた夏」のジェシカ・タンディ(94年9月11日死去)、「ルトガー・ハウアー 処刑脱獄」のディラン・ウォルシュなど、個性的なキャストが顔をそろえている。

ストーリー

ニューヨーク州、ノース・バス。中学時代の恩師ミス・ベリル(ジェシカ・タンディ)の家に下宿しているサリー(ポール・ニューマン)は、60歳の土木作業員。財産もなく離婚した妻や実の息子とも不仲のまま、長い年月が過ぎていた。彼は仕事中に負った怪我のため、自分の雇い主カール(ブルース・ウィリス)と裁判で争っていた。サリーの悪友でもあるカールは浮気を繰り返しては妻トビー(メラニー・グリフィス)を泣かせていた。裁判で負けたサリーは、腹いせにカールの工事現場からセメント・ブロックを盗みだそうとして軽トラックを立ち往生させてしまい、仕方なくヒッチ・ハイクをすることに。彼を車に乗せてくれたのは、なんと音信普通だった息子のピート(ディラン・ウォルシュ)とその一家であった。ピートは妻と子供を連れ、サリーの別れた妻・ヴェラ(エリザベス・ウィルソン)の許へ感謝祭のお祝いに行く途中だという。数日後サリーはポーカーでカールに負けた仕返しにと、ピーターを誘ってカールの除雪車を盗む。感謝祭の日がやってきた。ヴェラの家を訪ねたサリーは、ピートの長男ウィル(アレックス・グッドウィン)と思いもかけずドライブに出かけることに。サリーは弱虫だったウィルに“勇気を出すこと”を教えた。ピートは妻と別れたうえに失業し、サリーのアシスタントとして働くことになった。ところがピートの出現でいじけていた相棒ロブ(プルット・テイラー・ヴィンス)がある日現場から怒って去っていく。追いかけたサリーは運悪く以前から喧嘩していた警官と鉢合わせ、いきがかりで相手を殴り倒し、あわや刑務所送りになりかけるが何とか事なきを得る。留置所から出た彼を待っていたのは寂しがり屋のロブだった。一方トビーは新しい浮気相手を作ったカールに愛想をつかす。サリーは「一緒に町を出よう」と誘う。うなずいたものの、トビーはカールの許へ帰っていった。またピートも妻とよりを戻しウィルを連れて去る。喧嘩騒ぎで一度離れたミス・ベリルの下宿に戻ったサリーは、自らの病にも、一人息子の破産と失踪にもめげない彼女の傍で、周囲の人々との絆を確かめあえた一冬の事件を思い起こしながら笑みを浮かべて眠りにつくのだった。

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作品データ

原題
Nobody's Fool
製作年
1994年
製作国
アメリカ
配給
松竹富士=ケイエスエス
初公開日
1995年6月24日
上映時間
110分
製作会社
スコット・ルーディン=シネハウス


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