ソナチネ(1984):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ソナチネ(1984)
ソナチネ(1984)
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ソナチネ(1984)

1984年公開、91分、青春
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二人の少女が自殺するまでを三話構成で描いたケベック州で製作されたフランス語映画。製作はピエール・ジャンドロン。エグゼキュティヴ・プロデューサーはルネ・マロ。監督・脚本は女優出身でこれが二作目のミシュリーヌ・ランクト。撮影はギイ・デュフォー、音楽はミシュリーヌの兄弟のフランソワ・ランクトが担当。出演はパスカル・ブスィエール、マルシア・ピロトなど。

ストーリー

<第一楽章>モントリオールの寒い冬。毎週金曜日の夜にシャンタル(パスカル・ブスィエール)は曲っている背骨の治療のため物理療法を受け、37番のバスで帰宅していた。運転手(ピエール・フォトー)と親しくなった。いつもウォークマンを聞いているシャンタルは彼に音楽を聞かせたりした。彼の妻(ポウリーヌ・ラポワント)が乗り込んできて、彼を声高になじったこともあった。交通ストの是非をめぐって、バスの運転手たちは話し合うが、彼はその会合に加わろうとはしなかった。ある夜、シャンタルはバスに乗ろうとして、いつもの彼でないことに気づき呆然となる。新顔の運転手はそんな彼女の前でバスのドアをしめた。 <第二楽章>今でなければ実行できないような気がして、ルイゼット(マルシア・ピロト)は家を飛び出し、モントリオール港に停泊中のブルガリア漁船に忍び込む。見張り役の船員(クリメント・デンチェヴ)に見つかった。フランス語のわからぬ彼は、英語と母国語、それにジェスチャーをまじえて意思を伝えようとする。彼女の無謀な密航計画にあきれながら、彼はやさしく接してくれ、彼女もウォークマンの音楽を聞かせたりした。だが、結局、彼女は下船するしかなかった。波止場からさほど遠くないところで、バスが放火されていた。 <第三楽章>地下鉄のプラットフォームのベンチにすわっているシャンタルとルイゼット。ルイゼットの父(ピエール・ジャール)は地下鉄の車掌をしている。父の乗った電車が来て、ルイゼットは手を振ったが、父は何の反応も示さなかった。家では父と母(テレーズ・モランジュ)が口論し、親子の対話はない。ルイゼットとシャンタルは医務室に忍び込み、睡眠薬を盗み出す。「私たち、誰も止めなければ、死んでしまいます」と書いたプラカードを持って地下鉄に乗り込んだ。誰もプラカードを見ようとしない。見ても何の反応も示そうとしない。二人は睡眠薬を飲んだ。終点で座席を見まわっていた車掌は、スト突入のアナウンスを聞くと運転手たちと肩を抱きあって去った。社内には意識を失った二人の少女が残されていた。

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作品データ

原題
Sonatine
製作年
1984年
製作国
カナダ
配給
松竹富士
初公開日
1984年
上映時間
91分
製作会社
イマージュ・M&M
ジャンル
青春


[c]キネマ旬報社

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